| 1 | [wiki:docs Vine Linux ドキュメント] / [wiki:../../../../ Vine Linux 7.x] / [wiki:../../../ CUI ユーザーズガイド] / [wiki:../../ update-alternatives による標準コマンドの切り替え] / [wiki:../ alternatives の仕組み] / リンクグループ(マスターリンクとスレーブリンク) |
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| 3 | = リンクグループ(マスターリンクとスレーブリンク) = |
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| 5 | alternatives には、プログラムが変更されたら同時にマニュアルページファイルも切り替える、といったように、複数のものを同時に切り替える仕組みがあります。 |
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| 7 | 総称名1を切り替えたら、総称名2のほうも同時に切り替えるというように、複数の総称名をグループ化することで、選択候補を同時に切り替えられるようにすることができます。 |
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| 9 | 基準となる総称名1をマスターリンク(master link)と呼び、それと同時に変更される総称名2をスレーブリンク(slave link)と呼びます。 |
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| 11 | マスターリンクとスレーブリンクを合わせて、リンクグループ(link group)と呼びます。 |
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| 13 | スレーブリンクは、マスターリンクに合わせて切り替わるものなので、モードと優先度を持ちません。総称名とリンク名と選択候補を持ちます。 |
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| 15 | スレーブリンクは、無くてもいいものなので、マスターリンクの選択候補1にはスレーブリンクがあるけれど、選択候補2にはスレーブリンクはない、といったようにもできます。全て対応させる必要はありません。 |
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| 17 | また、スレーブリンクを複数持つこともできます。 |
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| 19 | マスターリンクとスレーブリンクは、図のような関係になります。 |
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| 21 | [[Image(alternatives-master-slave.png)]] |
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| 23 | 総称名1の選択候補ファイルAと、総称名2の選択候補ファイルaが対応します。 |
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| 25 | また、総称名1の選択候補ファイルBと、総称名2の選択候補ファイルbが対応します。 |
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| 27 | リンク名1にファイルAを選択した時には、リンク名2がファイルaになります。 |