wiki:Vine6/AboutUpdateToolchain

toolchain更新に伴う注意事項等

現在は2010年2月にVineSeedにて行われた更新に関する記述になっています。 将来的にはVine Linux 5からVine Linux 6への更新時に注意する点になる予定です。

rpm-4.8.0への更新に伴う変更

~/.rpmmacrosの修正が必要です

これまで ~/.rpmmacros に記述していた

%_topdir ${HOME}/rpm

という記述が残っていると rpmbuild や apt-get source などが失敗します。

エラーメッセージの例

エラー: failed to create directory %{_topdir}: /${HOME}/rpm: 許可がありません

rpm-4.8.0 以降では、以下の様に記述します。

%_topdir	%{getenv:HOME}/rpm

なお、この定義はシステムレベルのマクロ定義 /usr/lib/rpm/macros に記述されているため、変更する必要がない場合は、~/.rpmmacros から記述をコメントアウトするか削除してください。

パッケージのビルドには rpmbuild コマンドを使用してください

前バージョンまでは、過去との互換性のため rpm コマンドでもパッケージをビルドできるように調整していましたが、今バージョンから正式に廃止となりました。今後は、rpmbuild コマンドによりパッケージをビルドしてください。なお、オプションはこれまでと同様です。

参照: SPECファイルをもとにRPMパッケージを作成する