wiki:PackagingPolicy/LibtoolPolicy

Libtool .la ファイルポリシー

従来一部のパッケージで Libtool で使われる .la ファイル (ライブラリアーカイブ、 擬似ライブラリ)がパッケージに収録されていました。しかし、後述する理由により 今後は「原則として」パッケージには収録しないものとします。

数少ない例外のひとつとして KDE3 関連パッケージがあります。 これらは、.la ファイルが存在しないとビルドが正常に終了しなかったり、 動作が本来意図された通りにならないため、.la ファイルは残します。

target release

原則として Vine Linux 5 までに完了することを目標とする

問題と経緯

libtool が利用する .la ファイルにはライブラリ情報や依存情報などが含まれていて、 このファイルが存在する場合はこちらが優先して使用される。しかし、Linux ではこ の情報は現実には必要とされていない。

  • Linux などの場合では .la ファイルを使わずとも .so に情報が内包されているた め、.la ファイルは必要ではない。
  • 間違った情報がはいっていることもあり、それが原因で問題がおこる場合がある。
  • .la があったりなかったりという状態が混在すると、ライブラリを見つけられない場合が発生する。
  • static link の時は依存情報を必要とするためにいるかもしれない。(pkg-config を つかっていたらいらない)

すでに一部のパッケージでは削除するようになっているが、 すくなくともどちらかに統一する必要がある。

  • ファイルサイズ的にはメリットなし
  • static link の時の問題検証は?
  • 存在することでの問題の深さは?