16 | | 1. 最初にターゲットのプログラム の rpm パッケージが作成できる spec ファイルを用意します。[[br]]もし patch やその他のファイルが必要な場合は、これも一緒に準備しておきます。 |
17 | | 2. 上記の spec ファイルを使って rpm のバイナリパッケージが作成できることを確認したら、次に self-buiild-%{name} 用の spec を作成します。 |
18 | | 2-1. ターゲットのプログラム用の spec や patch、その他のファイルを Source? で定義しておきます。 |
19 | | 2-2. PreReq: にターゲットのプログラムの BuildRequires: と同じものを書いておきます。[[br]]こうすることで、%post でコンパイルする時に必要となるパッケージが一緒にインストールされます。 |
20 | | 2-3. %install で Source? で定義した各種ファイルを全て ${RPM_BUILD_ROOT}/%{_datadir}/self-build-sample |
| 16 | 1. 最初にターゲットのプログラム(以下 lame を例に説明) の rpm パッケージが作成できる spec ファイルを用意します。[[br]]もし patch やその他のファイルが必要な場合は、これも一緒に準備しておきます。 |
| 17 | 1. 上記の spec ファイルを使って rpm のバイナリパッケージが作成できることを確認したら、次に self-buiild-lame 用の spec を作成します。 |
| 18 | i. ターゲットのプログラム用の spec や patch、その他のファイルを Source? で定義しておきます。 |
| 19 | i. !PreReq: にターゲットのプログラムの !BuildRequires: と同じものを書いておきます。[[br]]こうすることで、%post でコンパイルする時に必要となるパッケージが一緒にインストールされます。 |
| 20 | i. %install で Source? で定義した各種ファイルを全て ${RPM_BUILD_ROOT}/%{_datadir}/self-build-lame にインストールします。[[br]]またこれらのファイルを %files でも指定しておきます。 |
| 21 | i. %post で rpm パッケージをビルドするヘルパースクリプトを、以下のように実行します。[[br]]%post[[br]]/usr/lib/rpm/self-build-rpm.sh self-build-lame lame.spec !http://...(ソースダウンロード URL) |
| 22 | * 1つ目の引数は、self-build パッケージの名前を指定します。[[br]]この名前を使って spec や patch 類が置いてあるディレクトリ(ここでは /usr/share/self-build-lame)を特定します。 |
| 23 | * 2つ目の引数は、rpm のビルドに使用する spec ファイル名を指定します。 |
| 24 | * 3つ目の引数は、ソースファイルをダウンロードするための URL を指定します。[[br]]ヘルパースクリプトはこの URL から wget を使ってソースをダウンロードしようとします。[[br]]3つめ以降の引数は全てソースの URL と解釈するので、複数のファイルをダウンロードする必要がある場合は、続けて指定できます。 |
| 25 | 1. spec ができたら、$ rpm -ba self-build-lame.spec で rpm パッケージを作成し、その後 root になって # rpm -Uvh self-build-lame-3.97-0vl3.i386.rpm のようにしてインストールし、ターゲットの rpm ファイルが /var/cache/self-build 以下にできあがることを確認します。 |
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| 27 | |
| 28 | 実際にはパッケージ名やターゲットのプログラムの名前、ソースのダウンロード URL 等は %define でマクロとして最初に宣言しておいた方が管理しやすくなります。 |
| 29 | self-build-lame.spec がサンプルとして使えると思いますので、初めて作成する方は apt-get source self-build-lame を実行して ~/rpm/SPECS に展開された spec ファイルを参考してみてください。 |