= Vine Linux Magazine の書き方とアップロード = Vine Linux Magazine(vlmag)の作成には !VineSeed Trac/BTS account が必要です。 == Subversion == vlmag の原稿は Subversion で管理されています。執筆の前に subversion パッケージをインストールしておいてください。[[br]] Subversion では「コピー・修正・マージ」の手順で操作します。 1. 自 PC の作業用ディレクトリで「チェックアウト」して Vine Linux Web ソースのリポジトリツリー(の一部)をコピー 2. 自 PC 上で原稿を作成/追加/修正 3. 完成/修正した原稿を「コミット」して Vine Linux Web ソースのリポジトリにマージ == チェックアウトしてリポジトリをコピー == 1. 自 PC にチェックアウト用のディレクトリを作成します。ここでは ~/vlmag を作成したとします。 {{{ #!sh $ mkdir ~/vlmag }}} 2. Subversion で Vine Linux サイトの Web ソースリポジトリをチェックアウトします。 {{{ #!sh $ cd ~/vlmag $ svn co http://trac.vinelinux.org/repos/projects/web/trunk }}} Vine Linux のサーバ上の Web ソースファイルが ~/vlmag に取り込まれます。 vlmag 執筆者に関連するファイルは以下のものです。 {{{ trunk |-- Makefile |-- css | |-- dlwin.css | |-- docs.css | `-- layout.css `-- vlmagazine |-- YYYYMMDD.dat `-- images `-- YYYYMMDD-*.{png,jpeg,etc.} }}} == 記事を作成する == 執筆/作成するのは以下のファイルです。 * trunk/vlmagazine/YYYYMMDD.dat(HTMLの元になる記事本文) * trunk/vlmagazine/images/YYYYMMDD-*.{png,jpeg,svg,etc.}(HTML がリンクする画像) YYYYMMDD は作成した vlmag の公開(予定)日になります。 === datファイルの書式 === YYYYMMDD.datの書式は次の通りです。 {{{ YYYY,MM,DD 執筆者名 タイトル <description> 概要 <h2>見だし</h2> <p>……</p> }}} それぞれの意味は次のようになります。 <date>:: 日付を「YYYY,MM,DD」の形で。2011年4月20日であれば「2011,04.20」とする。 <author>:: 執筆者名。開発者アカウントのIDが推奨される。 <title>:: Vine Linux Magazine記事のタイトル。 <description>:: Vine Linux Magazine記事の概要。 <h2>:: ここから本文。以下、普通のHTMLを書く。記事内で使う見だしはh2が最大なのでh2からはじめる。 date, author, title, descriptionの各タグについては、ソースの見通しの良さなどを考えて改行を入れてください。 === 既存記事をベースに編集する場合 === 適当な既存記事のファイルをコピーして雛形として作業を始めることもできます。 {{{ #!sh $ cd ~/vlmag/trunk/vlmagazine $ cp 適当な既存記事のファイル YYYYMMDD.dat }}} {{{ #!sh $ cd ../ $ make }}} すると、YYYYMMDD.dat から YYYYMMDD.html が生成されます。 「html ls: /home/ftp/pub/Vine/VineSeed/pool/*.rpm にアクセスできません: そのようなファイルやディレクトリはありません rpmq: 問い合わせのための引数が指定されていません。」というような警告がいくつか出ますが、無視してかまいません。 生成されたのは確認用の HTML です。エディタで開いて css のリンク PATH を以下のように修正してブラウザで確認してください。 <link href="../css/layout.css" rel="stylesheet" type="text/css" media="screen,tv,print" /> この HTML を作成用に使ってもかまいませんが、'''$ make clean コマンドを走らせると、~/vlmag/trunk 以下のすべての HTML が削除される'''ので要注意。 使えるタグ、書式規則とも、冒頭の{<date>,<author>,<title>,<description>}を除き、通常の HTML と変わりません。<!DOCTYPE html PUBLIC "-!//W3C!//DTD XHTML 1.0 Transitional!//EN" "!http://www.w3.org/TR/xhtml1/DTD/xhtml1-transitional.dtd"> と言われてわかる方はそういう風に書いてください。 使い慣れた HTML エディタなどがある方はそれで書いて <body> と </body> に挟まれた部分を YYYYMMDD.dat に貼り付けても良いでしょう。 原稿は .dat 形式で完成させます。完成したら {{{ #!sh $ make clean ; make }}} して HTML で最終確認を行なってください。 == 出版する == 出来上がった原稿を Vine Linux サイトの Web ソースリポジトリにマージします。YYYYMMDD が有効な日付か再度確認しておいてください。 === ファイルを Subversion 管理下に追加 === 追加するのは YYYYMMDD.dat と画像ファイルです。make で生成した '''確認用/執筆用 HTML は追加しません'''。 {{{ #!sh $ cd ~/vlmag/trunk $ svn add vlmagazine/YYYYMMDD.dat }}} 同様に vlmagazine/images 以下に追加した画像も全て管理下に追加します。 === Vine Linux リポジトリに送る === {{{ #!sh $ svn commit -m "commit log(簡潔なコミットコメント)" }}} !VineSeed Trac/BTS account のユーザ名、パスワードを訊かれます。 {{{ 追加しています vlmagazine/YYYYMMDD.dat 追加しています (バイナリ) vlmagazine/images/YYYYMMDD_01.jpg 追加しています (バイナリ) vlmagazine/images/YYYYMMDD_02.png …… }}} などとなれば OK。http://trac.vinelinux.org/browser/projects/web/trunk/vlmagazine を確認してください。 リポジトリに格納されても、公開日までは http://vinelinux.org/vlmagazine/ の「記事一覧」には現れませんが、!http://vinelinux.org/vlmagazine/YYYYMMDD.html で確認できます。ミスを発見したら、速攻修正、再 commit。 == 後始末 == 作業が終わったら ~/vlmag/trunk は手続きなしに根こそぎ捨ててしまって OK。 捨てた後で修正の必要が発生した場合は、また(どこでも好きなところに)ディレクトリを用意して {{{ $ svn co http://trac.vinelinux.org/repos/projects/web/trunk }}} して「コピー・修正・マージ」を行います。