wiki:docs/vl7/cui-guide/service/start-and-stop

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サービスの起動と停止

各種サービスはデーモンと呼ばれるプログラムによって提供されます。これらのデーモンを起動したり停止するには、/etc/rc.d/init.d/ にあるスクリプトと chkconfig コマンドによって行います。/etc/rc.d/init.d/ のスクリプトは service コマンドを用いることで、デーモンの起動と停止をすぐに行えます。また、chkconfig コマンドはシステムを起動したときに、デーモンを起動するかどうかを設定します。

/etc/rc.d/init.d/ のスクリプト

大部分のサービスの起動と停止は /etc/rc.d/init.d/ に置かれたスクリプトによって制御することができます。以下の (service_name) の所を適切な名前にすると、使い方が表示されます。

        $ /sbin/service  (service_name)

        または

        $ /etc/rc.d/init.d/(service_name)$ /sbin/service ypbind
        *** Usage: ypbind {start|stop|status|restart|condrestart}

ypbindの場合、start(起動)と、stop(停止)、status(状態の表示)、restart(再起動)、condrestart(条件付きの再起動)を行うことができます。

start、stop、status、restart、condrestart などを command (コマンド) と呼び、次のように利用します。

        # /sbin/service (service_name) (command)
# /sbin/service ypbind status

サービスごとに用意されているコマンドは異なります。起動していた時に、設定ファイルなどを読み込んで反映させる reload というコマンドを使えるものもあります。

condrestart と restart

condrestart は、conditional restart を略したもので、起動しているかどうかをチェックして、起動していた場合に stop と start を実行することで再起動します。停止していた場合には stop も start もせず、停止したままです。

restart は、起動しているかどうかに関わらず stop と start を実行するので、もともと停止していた場合でも起動します。

chkconfig コマンド

これらのサービスをシステムが起動したときからすぐに使いたい場合は、chkconfig コマンドによる自動起動の設定を参照して、chkconfig コマンドを用いて設定して下さい。

インターネットサービスデーモン xinetd

アクセスコントロールなどの目的でクライアントからの接続要求の処理をサービス自身ではなく、xinetd というインターネットサービスデーモンに任せる場合があります。詳細については、xinetd のマニュアルを参照してください。

$ man xinetd