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2013/05/26 06:23:00 (11 years ago)
Author:
yasumichi
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  • docs/vl7/cui-guide/service/main-service

    v1 v1  
     1[wiki:docs Vine Linux ドキュメント] / [wiki:../../../ Vine Linux 7.x] / [wiki:../../ CUI ユーザーズガイド] / [wiki:../ サービスの管理] / 利用できる主なデーモン 
     2 
     3= 利用できる主なデーモン = 
     4 
     5インストール CD に付属するデーモンパッケージとしては、Postfix、ProFTPd、OpenSSH、Apache があります。その他のサーバパッケージについては、VinePlus より取得してください。  
     6 
     7== NIS (YP) Server (サーバ:ypserv クライアント:yp-tools,ypbind) == 
     8 
     9NIS(Network Information Service) は LAN の中でのユーザ管理やホスト名の管理に使うことができます。ypserv、ypbind、yp-tools をインストールして下さい。/usr/share/doc/JF/NIS-HOWTO.txt.gz に設定の仕方が書かれています。サーバの設定ファイルは /etc/ypserv.conf にあり、クライアントの設定ファイルは /etc/yp.conf にあります。NIS の情報は /var/yp/ 以下に置かれます。 
     10 
     11サービスの起動と停止は 
     12{{{ 
     13#!sh 
     14$ sudo /sbin/service ypserv {start|stop} 
     15$ sudo /sbin/service ypbind {start|stop} 
     16$ sudo /sbin/service yppasswdd {start|stop} 
     17}}} 
     18です。 
     19 
     20== DNS Server (ネームサーバ) (サーバ:bind クライアント:bind-utils) == 
     21 
     22LAN 内ならば IP アドレスとホスト名の対応付けを行うには /etc/hosts や NIS を利用できますが、Web サーバやメールサーバなどを運用するにはインターネットからアクセスしてもらう必要があります。そのため、DNS サーバを設定し、LAN 外のホストから名前解決できるようにします。bind, bind-utils をインストールして下さい。/usr/share/doc/JF/DNS-HOWTO.txt.gz に設定の仕方が書かれています。 
     23 
     24サービスの起動と停止は 
     25{{{ 
     26#!sh 
     27$ sudo /sbin/service named {start|stop} 
     28}}} 
     29です。 
     30 
     31== Web/WWW/http Server (サーバ:apache2 マニュアル:apache2-manual) == 
     32 
     33World Wide Web(WWW) のためのサーバです。これには Apache2 を利用することができます。設定ファイルは /etc/apache2/conf/httpd.conf に置かれています。 WWW のトップページは Apache とは異なり Apache2 では /var/www/html/ に置かれます。 
     34 
     35サービスの起動と停止は 
     36{{{ 
     37$ sudo /sbin/service apache2 {start|stop} 
     38}}} 
     39です。 
     40 
     41!ServerName にホスト名を設定すればとりあえず起動しますが、[http://www.apache.jp/ Japan Apache Users Group] による [http://httpd.apache.org/docs/2.2/ Apache マニュアルの和訳]などを参照し、正しく設定して下さい。マニュアルは HTML 形式で書かれているのでブラウザを使って参照して下さい。 
     42 
     43ApacheのWWWページは http://www.apache.org/ ですので御覧下さい。 
     44 
     45== FTP Server (proftpd) == 
     46 
     47FTP(File Transfer Protocol) サーバは、インターネットを挟んでファイルを転送するためのサーバです。Vine Linux のパッケージも FTP で入手できますね。設定ファイルは /etc/proftpd.conf です。設定の方法や設定例が /usr/share/doc/proftpd-*/ にありますので、参考にしてください。ftp のトップディレクトリは /home/ftp/ になります。 
     48 
     49サービスの起動と停止は 
     50{{{ 
     51#!sh 
     52$ sudo /sbin/service proftpd {start|stop} 
     53}}} 
     54です。 
     55 
     56Vine Linux の設定では、proftpd はスタンドアローンで常時起動するようになっています。もし、xinetd デーモン経由で起動させたい場合は、/etc/proftpd.conf の !ServerType を 
     57{{{ 
     58#!sh 
     59#ServerType     standalone 
     60ServerType      inetd 
     61}}} 
     62に変更します。また、/etc/xinetd.d/ftp を作成し、以下の例のような内容にします。 
     63 
     64{{{ 
     65#!sh 
     66# default: off  
     67# description: Proftpd 
     68# securlevel: 30 
     69service ftp 
     70{        
     71        disable = no     
     72        socket_type     = stream 
     73        protocol        = tcp 
     74        wait            = no 
     75        user            = root 
     76        server          = /usr/sbin/in.proftpd 
     77} 
     78}}} 
     79 
     80後は、chkconfigコマンドで proftpdを起動しないようにし、inetdデーモンを再起動します。 
     81 
     82{{{ 
     83#!sh 
     84$ sudo /sbin/chkconfig proftpd stop 
     85$ sudo /sbin/service xinetd reload 
     86}}} 
     87 
     88/etc/ftpusers にユーザ名を書くと、そのユーザは ftp サーバにアクセスできなくなります。 
     89 
     90== Mail Server (メールサーバ) (postfix) == 
     91 
     92メールを常時送受信するためにはメールサーバを起動しておく必要があります。プロバイダ等にメールが届く場合は必要ありません。メールサーバには postfix を利用することができます。設定ファイルは /etc/postfix/ 以下にあります。 
     93 
     94/usr/share/doc/postfix-*/ 以下に設定方法や設定例に関するドキュメントがあります。sendmail から移行する場合は COMPATIBILITY を参照しておくと良いでしょう。また、日本語マニュアル(man postfix, man master)もありますので参照して下さい。postfix の WWW ページは http://www.postfix.org/ ですので御覧下さい。 
     95 
     96サービスの起動と停止は 
     97{{{ 
     98#!sh 
     99$ sudo /sbin/service postfix {start|stop} 
     100}}} 
     101です。  
     102 
     103== DHCP Server (サーバ:dhcp クライアント:dhcpcd) == 
     104 
     105DHCP(Dynamic Host Configuration Protocol) サーバは、IP アドレスやネットマスクなどの情報をクライアントに提供するためにサーバです。クライアントのホストに固定の IP アドレスが必要ない場合などに使われます。DHCP に関する事項は [http://linuxjf.sourceforge.jp/JFdocs/DHCP/ DHCP mini-HOWTO] を参照して下さい。設定ファイルは /usr/share/doc/dhcp-*/dhcpd.conf.sample を、/etc/dhcpd.conf にコピーしてお使いください。dhcpd.conf の書き方は man dhcpd.conf を見て下さい。 
     106 
     107サービスの起動と停止は 
     108{{{ 
     109#!sh 
     110$ sudo /sbin/service dhcpd {start|stop} 
     111}}} 
     112です。  
     113 
     114== Samba SMB Server (サーバ:samba クライアント:samba-client ドキュメント:samba-doc) == 
     115 
     116SMB(Session Message Block) は Windows などでディスクやプリンタを共有するためにプロトコルです。これを用いることによって、Vine Linux でも Windows などとディスクやプリンタを共有することができます。SMB に関する事項は /usr/share/doc/JF/archive/SMB-HOWTO.txt.gz を参照して下さい。設定ファイルは /etc/samba/smb.conf や /etc/samba/smbusers などです。トップディレクトリは /home/samba になります。Web ベースの Samba 管理ツール samba-swat のパッケージも用意されています。 
     117 
     118サービスの起動と停止は 
     119{{{ 
     120#!sh 
     121$ sudo /sbin/service smb {start|stop} 
     122}}} 
     123です。  
     124 
     125== NFS Server (nfs-utils) == 
     126 
     127LAN 内でディレクトリ(ファイルシステム)を共有することができます。各ホストは共有したディレクトリをローカルなディレクトリと同様に使用することができます。例えばサーバとなるホストの /usr/local を他のホストが共有している場合、ツールなどのインストールはサーバホストのみで良く管理の手間が省けます。設定については /usr/share/doc/JF/NFS-HOWTO.txt.gz を参照して下さい。 
     128 
     129NFSではずっとマウントされていますが、automount(オートマウント) を利用すると必要なときにだけマウントされます。CD-ROM を入れてから /misc/cd にアクセスすると CD-ROM を見ることができるのは、この automount が動いているからです。設定の仕方は /usr/share/doc/JF/Automount.txt.gz を参照して下さい。 
     130 
     131== NTP Server (ntp) == 
     132 
     133NFS などで LAN 内のホストを相互に接続した場合、各ホストの時刻を揃える必要があります。NTP(Network Time Protocol) は内蔵の時計を同期させるのに使います。設定ファイルは /etc/ntp.conf に置かれています。NTP に関しては /usr/share/doc/JF/Clock.txt.gz を参照して下さい。 
     134 
     135サービスの起動と停止は 
     136{{{ 
     137#!sh 
     138$ sudo /sbin/service ntpd {start|stop} 
     139}}} 
     140です。