[wiki:docs Vine Linux ドキュメント] / [wiki:../../ Vine Linux 7.x] / [wiki:../ 標準ブートローダー GRUB による Vine Linux 7.x の起動] / 代表的な起動オプション = 代表的な起動オプション = 代表的なカーネルオプションの例を示します。デバイス名や数字はシステムによって変更する必要があります。詳細は /usr/share/doc/JF/BootPrompt-HOWTO.txt.gz を参考にして下さい。 起動時のメッセージについては、キーボードを認識してからであれば Scroll Lock キーを押すことで処理を一時停止し画面のスクロールを止めることができます。再度 Scroll Lock キーを押すことで処理と画面のスクロールが再開します。 起動後には dmesg コマンドや、/var/log/messages などを読むことで、起動時のメッセージなどを確認することができます。(参考:第II.7章 - ページャ less の操作方法) ||= オプション =||= 説明 =|| ||1||ランレベル 1 (シングルユーザモード) で起動します。root ユーザのみが使用可能な状態になり、ネットワークや NFS などの設定は自動的には行われません。主にシステムの管理や復旧のときに使用します。|| ||3||ランレベル 3 で起動します。通常のユーザも使用できます。コンソールからのログインになります。|| ||5||ランレベル 5 で起動します。通常のユーザも使用できます。X サーバが起動され、gdm などのディスプレイマネージャが起動されます。ログイン後すぐに X ウインドウ環境が使えます。|| ||acpi=force||ACPI (Advanced Configuration and Power Interface) を有効にします。バッテリーの残量のチェックやシャットダウン時の自動電源 OFF の機能などが使えるようになります。|| ||acpi=off apm=on||ACPI を無効にして、APM (Advanced Power Management) の機能を有効にします。バッテリーの残量のチェックやシャットダウン時の自動電源 OFF の機能などが使えるようになります。|| ||apm=power-off||APM で SMP マシン[[FootNote(2 つ以上の CPU または HT (ハイパースレッディング) 機能を持つ CPU を持った PC のことをさします。SMP は Symmetric Multiple Processor の略です。SMP に対して 1 つだけの CPU をいうときには UP (Uni Processor) と言います。)]]のシャットダウン時の自動電源 OFF の機能を有効にします。|| ||lapic||SMP マシンでの APIC (Advanced Programmable Interrupt Controller) を有効にします。|| ||hdc=ide-scsi||IDE のデバイス /dev/hdc を SCSI のデバイスとして利用する場合に使用します。例えば、IDE (ATAPI) の CD-R/RW を接続している場合に、これを SCSI ドライブとして扱うことができます。|| ||mem=96m||メモリの大きさが自動認識されない場合に設定します。実際に搭載しているメモリよりも大きな値は設定してはいけません。また、システムによっては 1M バイト程度小さく設定する必要があります。|| ||root=/dev/hda1||ルートファイルシステムのデバイス名を指定します。|| ||init=/bin/sh||起動時に実行させるプログラムを指定します。システムが破損され、全く起動できない非常事態のときに init=/bin/sh と指定すると、シェル /bin/sh を起動させることができます。|| [[FootNote]]