[wiki:docs Vine Linux ドキュメント] / [wiki:../../ RPM パッケージの作成方法] / [wiki:../ パッケージ固有の作法等について] / ライブラリのパッケージングポリシー = ライブラリのパッケージングポリシー = == staticライブラリを収録しない == Vine Linuxでは従来、staticライブラリ(*.a)を-develサブパッケージに収録していました。しかし、以下の理由から今後は原則として static ライブラリをパッケージに収録しないこととします。 * あるライブラリにバグ、セキュリティホールなどが発見された場合にそれをリンクしているパッケージを追跡することが難しい * static リンクした場合、ライブラリの問題でアプリケーション全体の再ビルドが必要となる ただし、明確な理由により static ライブラリを必要とする場合は、メインパッケージや -devel サブパッケージに収録するのではなく、-static サブパッケージを作成して収録してください。 == libtoolライブラリを収録しない == 従来、一部のパッケージで Libtool で使われる .la ファイル (ライブラリアーカイブ、擬似ライブラリ)がパッケージに収録されていました。しかし、以下の理由から今後は原則としてパッケージには収録しないこととします。 * Linux などの場合では .la ファイルを使わずとも .so に情報が内包されているため、.la ファイルは必要ではない * 間違った情報がはいっていることもあり、それが原因で問題がおこる場合がある * .la があったりなかったりという状態が混在すると、ライブラリを見つけられない場合が発生する