[wiki:docs Vine Linux ドキュメント] / [wiki:../ Vine Linux 開発者ガイド] / gpgコマンドの使用方法 = VineSeed環境の構築要領 = == 注意: VineSeedはアルファ版です == VineSeed はアルファ版であり、様々な問題があることを御了解ください。特にリリースバージョンからのアップグレードや、逆にリリースバージョンへのアップグレードに支障がでる可能性があります。またパッケージ構成もダイナミックに変わる可能性があります。正常にインストール出来ない場合や、アップグレードで重要なパッケージが動かなくなる可能性もあります。単純に利用のみの目的ではお使いにならないことを推奨します。 == 構築要領の一例 == 以下にVineSeed環境構築の一例を記述します。この例では、コンソールベースでの作業がメインとなります。日本語出力を抑制するために、適宜、言語を変更するなどしてください。 {{{ $ export LANG="C" }}} また、ほとんどのコマンドの実行にroot権限を必要とします。 1. Vine Linuxの最新リリースバージョンを「ベースシステム」でインストールします。(パッケージグループの選択の際に、「基本構成」を選択します。) * ~~インストール後、初回起動時にはネットワークデバイスが無効となっているため、nfs関連サービスの起動に失敗し、ログインプロンプトが出るまで時間がかかります。(Vine Linux 5.2で解消される予定)=~~ FIXME: 現状を確認 1. ログイン後、ネットワークを起動します。 {{{ # /etc/init.d/network start }}} 次回起動時以降もネットワークが起動するように以下のコマンドを実行します。 {{{ # /sbin/chkconfig network on }}} 1. apt-getコマンドを利用してErrataを適用します。 {{{ # apt-get update # apt-get upgrade }}} 1. 再起動後、システムが正常に動作するのを確認します。 1. APTによるパッケージの取得先を修正するため、ディレクトリ/etc/apt/sources.list.d/以下の全てのファイルをvim等のエディタなどで編集します。\\ 例えば、Vine Linux 5.1の/etc/apt/sources.list.d/main.listには、次のような行が含まれています。 {{{ # (master) rpm [vine] http://updates.vinelinux.org/apt 5.1/$(ARCH) main updates rpm-src [vine] http://updates.vinelinux.org/apt 5.1/$(ARCH) main updates }}} #で始まる行はコメントとして扱われ、設定には影響しません。\\ この例では、“5.1/$(ARCH)”となっている部分を全て“VineSeed/$(ARCH)”に変更します。\\ これら設定ファイルの詳細は、次のようにしてsources.listのマニュアルを参照してください。 {{{ $ man sources.list }}} 1. APTを更新します。 {{{ # apt-get update # apt-get install apt libxml2 }}} 1. グラフィカル環境が必要な場合は、以下の例を参考にしてインストールしてください。 {{{ # apt-get install task-xorg-x11 task-gnome }}} task-gnomeの部分は、GNOMEを使う場合です。\\ 好みの日本語入力システムもインストールしておくと良いでしょう。 1. システムをアップグレードします。 {{{ # apt-get update # apt-get dist-upgrade }}} ここで {{{ E: Unable to correct problems, you have held broken packages. }}} のようなメッセージが出た場合は、個別にパッケージをインストールします。 {{{ # apt-get install package1 package2 ... }}} 1. 7 でグラフィカル環境をインストールした場合は、/etc/inittabを修正します。 {{{ # cp -p /etc/inittab /etc/inittab.org # cp -p /etc/inittab.sysv /etc/inittab }}} 必要に応じ、デフォルトのランレベルを編集してください。 1. システムを再起動します。 === 依存関係を解決できない場合には === システムのアップグレード時にエラーなどが発生した場合、BTSで同様の問題が報告されていないか確認の上、新規レポートを作成してください。 新規レポートを作成する際は、分かる範囲で以下のような情報を含めてください。 * 使用しているコンピュータの詳細(CPU、メモリ容量など) * 入力したコマンド・操作の流れ * 具体的なエラーメッセージと前後の出力