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spec を書く際に desktop file(.desktop)を操作する desktop-file-utils を使用する場合があります。
このページでは、 desktop-file-utils に関する情報を随時まとめていきたいと思います。
現在、 VinePlus や VineSeed には、インストールの後(またはビルドの際)に error 或いは warning を発するパッケージが幾つか存在しています。それらのパッケージは使用可能ですが、今後はできる限り修正していきたいと思っています。まずはそれを見つけ次第リストアップします。
今のところ目にした数は多くありませんが、 Ubuntu のデスクトップ環境で採用されているデスクトップインターフェース(GUIシェル)である Unity 用の記述が desktop file に存在する場合があります。(今後数は増えるかも)
TargetEnvironment=Unity
上記のような記述が見えた場合、 Unity 用の記述となります。 Unity 以外では不要ですし error の元ですので、基本的には削除します。( desktop-file-install 或いは desktop-file-validate で引っかかったはず)
--- midori-0.4.0/data/midori_orig.desktop.in 2011-08-02 07:06:36.000000000 +0900 +++ midori-0.4.0/data/midori.desktop.in 2011-08-03 02:13:08.000000000 +0900 @@ -13,19 +13,3 @@ X-Osso-Type=application/x-executable X-Osso-Service=midori X-Ayatana-Desktop-Shortcuts=TabNew;WindowNew;Private - -[TabNew Shortcut Group] -Name=New _Tab -Exec=midori -e TabNew -TargetEnvironment=Unity - -[WindowNew Shortcut Group] -Name=New _Window -Exec=midori -e WindowNew -TargetEnvironment=Unity - -[Private Shortcut Group] -Name=New P_rivate Browsing Window -Exec=midori --private -TargetEnvironment=Unity -
ここに挙げた diff の事例は、 midori の patch です。 Unity 関連の記述を削除しています。
また、デスクトップ環境によりエントリの表示/非表示を指定する "OnlyShowIn?" という項目があります。こちらにも以下のように Unity の指定がなされている場合があります。
OnlyShowIn=GNOME;Unity;
freedesktop.org の規定によると、現在 Unity の指定はありますが、desktop-file-validate は error を返してきます。将来的には問題なくなるのではないかと思いますが、今は sed などで事前に消すのがよいかと思います。