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以下は Vine 6 Releas Note 草案です。
Vine Linux 6 は Project Vine および多くの協力者によって開発が行われている Linux ディストリビューションです。
Vine Linux 6 には、Vine Linux CR(製品版)に含まれる商用アプリケーションを含みません。 ATOX X, Wnn7, Wnn8, VJE などの日本語入力システムやリコーフォントなどの商業フォントの替わりに、Mozc やフリーの TrueType? フォントが含まれています。
また、Vine Linux 6 は製品版と違いサポートサービスを付属しておりません。 何らかの問題が起こった場合、質問などがある場合は、vine-users ML などへご投稿をお願いします。必要であれば、サポートサービスのみをご購入いただくことも可能です。
Vine Linux に含まれるソフトウエアに何らかの問題が発生した場合は、個々の問題に利用者ご自身で対応していただきます。Project Vine を含む開発者、販売者およびその他のいかなる関係者も一切の責任を負いません。 個々のソフトウエアのライセンスなどに問題が発生した場合は、それぞれのライセンスや契約に従ってください。
Vine Linux 6 では、前バージョンから多く改良が加えられました。特にに以下の点において重点的に改良されています。
VirtualBox? (VinePlusに収録)
VMWare Player, Workstation, Server
KVM など
Vine Linux 6 は以下のような特徴を備えています。
o plymouth によるブートスプラッシュを採用しました。
o ゴシック体としてVLゴシックの大幅改良
(M+フォント3000文字+VLフォント2000文字が新デザイン)
o 明朝体としては引き続き IPA 明朝をデフォルトフォントとして採用
o Elementary ベースのアイコンテーマに変更しました
o GNOME 利用時に通知スペースにパッケージ更新情報を表示します。
o デスクトップ向けのオススメアプリケーションを簡単に追加・削除できるようになります。
o self-build システムにより配布に制限のあるパッケージなどをインストール時に自動的にビルドしてインストールされます。
o Adobe FlashPlayer? や Reader など商用パッケージを自動的に取得し、パッケージとしてインストールされます。
o Dynamic Kernel Module Support により自動的にカーネルモジュールが生成されます。
o rpm + apt を基本としたパッケージ管理を行っています。 o グラフィカルなインタフェースとして synaptic を提供しています。
o Vine Linux の最小構成ツリーを作成するブートストラップツールを提供しています。
o vbootstrap を利用して chroot 環境を構築し、その中でパッケージを構築できるようにするツールを提供しています。
o Kernel-2.6.35.13 o glibc-2.11.1, gcc-4.4.5 o X.org X11R7.6+ o rpm-4.8.1 o upstart-1.2
o 安定の GNOME-2.32.1 を採用
o 最新の Fx 4.0.1 (Firefox 4.0.1 ソースコードベース) を採用
o 引き続き Sylpheed-3.1.1 を採用
o ptexlive-20100711 を元にした日本語 TeX 環境の提供
o Emacs23 を標準とし、各種設定のシステム標準化
o TuxOnIce? 3.2 によるシステム休止の高速・安定化
o udev によるハードウエア自動設定 o X.org X11 server 1.10 による X の自動設定
o Vine Linux 5 から引き続き UTF-8 ロケールが標準
Vine Linux 6 には以下のような仕様上の変更点があります。
o インストーラで作成した一般ユーザアカウントが標準で sudo できるようになりました。
+ インストーラで作成する一般ユーザアカウントは wheel グループ(管理者グループ)に所属するようになりました。 + wheel グループには標準で sudo 権限が付与されます。
o インストーラで作成される標準のファイルシステムが ext3 から ext4へ変更されました。
o X においてポインターデバイス、キーボードデバイスは udev による自動設定がされるようになりました。そのまま xorg.conf に記述しても反映されません。 o ほとんどの場合 xorg.conf を削除しても自動認識で動作するようになりました。
アップグレードにおける注意点
インストーラを利用したアップグレードを行う場合は DVD/USB エディションの利用をおすすめします。収録パッケージが多いためアップグレードが完了する割合が高まります。
アップグレードにおいては、CD/DVD/USB でのアップグレード処理が完了したあとに、 apt や synaptic により残りのアップグレードを行う必要があります。
# apt-get update # apt-get -f install # apt-get dist-upgrade
Vine Linux 用以外のパッケージ、商用ソフトウエアなどを利用している場合は、正常にアップグレードできない可能性が高くなります。あらかじめ削除しておくことをおすすめします。
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