= toolchain更新に伴う注意事項等 = 現在は2010年2月にVineSeedにて行われた更新に関する記述になっています。 将来的にはVine Linux 5からVine Linux 6への更新時に注意する点になる予定です。 == rpm-4.8.0への更新に伴う変更 == === ~/.rpmmacrosの修正が必要です === これまで ~/.rpmmacros に記述していた {{{ %_topdir ${HOME}/rpm }}} という記述が残っていると rpmbuild や apt-get source などが失敗します。 エラーメッセージの例 {{{ エラー: failed to create directory %{_topdir}: /${HOME}/rpm: 許可がありません }}} rpm-4.8.0 以降では、以下の様に記述します。 {{{ %_topdir %{getenv:HOME}/rpm }}} なお、この定義はシステムレベルのマクロ定義 /usr/lib/rpm/macros に記述されているため、変更する必要がない場合は、~/.rpmmacros から記述をコメントアウトするか削除してください。 === パッケージのビルドには rpmbuild コマンドを使用してください === 前バージョンまでは、過去との互換性のため rpm コマンドでもパッケージをビルドできるように調整していましたが、今バージョンから正式に廃止となりました。今後は、rpmbuild コマンドによりパッケージをビルドしてください。なお、オプションはこれまでと同様です。 参照:[http://vinelinux.org/manuals/rpmbuild.html SPECファイルをもとにRPMパッケージを作成する]