wiki:Vine5/ReleaseNotes

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Vine Linux 5.0 リリースノート

ポイント

(特徴の抜粋)

特徴

(Vine Linux 5 の改良点など)

  • 対応アーキテクチャの拡大
    • i386, ppc に加えて x86_64 を新たに追加
  • デフォルトロケール
    • UTF-8 ロケールを標準に変更
  • フォント
    • ゴシック体としてVLゴシックの大幅改良
    • 明朝体として新たに IPA Mincho をデフォルトフォントとして採用
  • 軽量
    • 起動時のメモリ消費量を軽減
  • 起動の高速化
    • 前バージョンと比べ約半分の起動時間に軽減
  • パッケージのアップデート・インストールの簡略化
    • アップデートマネージャの採用
      • GNOME 利用時に通知スペースにパッケージ更新情報を表示
    • おすすめパッケージの簡易インストールツール
  • 自動パッケージ生成
    • self-build システムにより配布に制限のあるパッケージなどをインストール時に自動的にビルドしてインストール
  • 各種自動設定
    • udev, Hal によるハードウエア自動設定
    • X.org X11 server 1.6 による X の自動設定
  • ハイバネーションの安定化
    • TuxOnIce? 3.0 によるシステム休止の高速・安定化
  • 起動時のコンソールの隠蔽
    • bootsplash による起動スプラッシュスクリーン
  • 動的なカーネルモジュール生成
    • dkms による自動カーネルモジュールビルド
  • PulseAudio
    • 従来の Esound に変わり、PulseAudio サウンドサーバを採用
  • TeX
    • ptetex3-20090507 への更新および UTF-8 対応
  • Emacs
    • Emacs23 を標準とし、各種設定のシステム標準化
  • その他収録ソフトウエアの大幅更新
    • アプリケーション
      • Gnome-2.26.2
      • Firefox 3.0.10 community edition
      • Sylpheed-2.6.0
      • Pidgin-2.5.6
      • totem-2.26.2
      • audacious-1.5.1
      • gimp-2.6.6
      • Emacs-23.0.94
      • tetex-3.0/ptetex3-20090507
    • 主要コンポーネント
      • kernel-2.6.27.x
      • glibc-2.8
      • gcc-4.1.2
      • X.org X11R7.4/Xserver 1.6.1
      • gtk+-2.16.2
      • glib2-2.20.3
    • サーバアプリケーション
      • apache2-2.2.11
      • postfix-2.6.2
      • bind-9.6.0P1
      • samba-3.3.4
      • cups-1.3.10
      • proftpd-1.3.2
    • スクリプト言語
      • ruby-1.8.7.160
      • perl-5.10.0
      • python-2.5.4

変更点

(仕様上の変更点)

  • UTF-8 ロケール
    • 従来の EUC-JP ロケールで日本語のファイル名を使用していた場合は "convmv" コマンドなどで変更する必要があります。
  • 外部 kernel モジュール
    • 従来はコンパイル済みの kernel モジュールパッケージが配布されていましたが、 dkms を用いた自動ビルドに変更されました。環境によってはビルドに時間がかかる 可能性があります。
  • X の自動設定
    • X においてポインターデバイスは HAL による自動設定がされるようになりました。 そのまま xorg.conf に記述しても反映されません。
  • gnome-system-tools の廃止
    • システム管理ツール群は gnome-system-tools から system-config-* に変更になりました。
  • ネットワーク設定
    • 標準のネットワーク設定は NetworkManager 管理になりました。GNOME パネルの通知エリア にある NetworkManager アプレットからユーザによる設定を行うことができます。 (従来の設定方法も可能です)
  • 一部コーデックの削除
    • 従来含まれていた音声/映像コーデックの一部が標準パッケージから削除されました。 これらは self-build システムによる自動ビルドにより追加インストールすることができます。

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