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Vine Linux 5 の FAQ

フロッピーディスクをマウントするには

Vine Linux 5.xでは、フロッピードライブ用のドライバモジュールが、自動で読み込まれる様になっていません。まず、次のようにしてドライバモジュールを読み込ませてください。(USB接続の場合は必要ありません。)

# modprobe floppy

実際にマウントする場合は、gnome-mount(gnome-umount)やVinePlusのpmountを使用してください。(特にGNOMEの自動マウント機能を使いたい場合は、従来の/etc/fstabを編集して、mountコマンドを使用する方法は推奨できません。)

  •  wishes:0239 フロッピーディスクの扱いに付いて
  •  VineSeed:16944 Re: [質問] udev でのフロッピーディスクの扱いに付いて

Serverタイプでインストールしたときにネットワークが使えません

Vine Linux 5.0ではインストールタイプを「GNOMEデスクトップ環境」か「ダイヤルアップネットワークサポート」にした場合にしかNetworkManagerがインストールされません。この状態でも /etc/init.d/network を使う従来のネットワーク設定はインストールされていますが、標準では起動するようになっていません。

対策としては、次のうちどちらかを実施してください。

  • NetworkManagerをインストールする。
  • chkconfigにて「network」が起動するようにする。

なお、次のマイナーバージョンではどの構成でもNetworkManagerがインストールされるようになる予定です。

ネットワークの設定方法が以前と変わっているようです

Vine Linux 5.0からは、標準のネットワーク制御システムがNetworkManagerに変更されました。Vine Linux 4.2などと同様な設定を行うには従来のネットワーク設定をご覧ください。

時々、起動時に固まることがあるのですが

慌てて電源をきる前にF2キーを押してみてください。次の様な表示が出ていませんか?

Starting dkms_autoinstaller:
   Running DKMS auto installation service for kernel 2.6.35-6vl
   Building/Installing vboxadditions ...

このメッセージは、Vine Linux 5.0 から導入されたダイナミックカーネルモジュールサポート(DKMS)フレームワークによるものです。DMKS対応パッケージ(dkms-*)がインストールされている場合、カーネルパッケージを更新後、更新したカーネルで起動すると起動時にカーネルモジュールのビルドを行います。通常の起動時に比べて処理に時間がかかりますのでしばらくお待ちください。

やてふの環境(begin 型コマンド)入力支援の挙動が以前と違う

現在、yatex-1.73-7vl5 では、 begin 型コマンドの入力支援をデフォルトのショートカットに戻しています( 2009,12,12 yatex のアップデート)。


以前の挙動は、begin 型コマンドの入力支援はショートカットになっていました。

vine-default のやてふの設定では、 begin 型コマンドの入力支援を「補完」にしています。 これを「ショートカット」へ変えたい場合は、 ~/.emacs.el の適当な場所に以下を追加して下さい。

;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;
;; やてふの追加設定
;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;

(add-hook 'after-vine-default-setup-hook
	  (lambda ()
	    (setq YaTeX-no-begend-shortcut nil);; t: 補完, nil: ショートカット
	    ))

ホームディレクトリに掘られているマルチバイトなディレクトリ名を ASCII なディレクトリ名へ変更したい

CUI から設定する

$ LANG=C xdg-user-dirs-update --force
Moving DESKTOP directory from デスクトップ to Desktop
Moving DOWNLOAD directory from ダウンロード to Download
Moving TEMPLATES directory from テンプレート to Templates
Moving PUBLICSHARE directory from パブリック to Public
Moving DOCUMENTS directory from ドキュメント to Documents
Moving MUSIC directory from ミュージック to Music
Moving PICTURES directory from ピクチャー to Pictures
Moving VIDEOS directory from ビデオ to Videos

GUI から設定する

コマンドラインから以下を実行します。

$ LANG=C xdg-user-dirs-gtk-update

すると、以下の図のような "Update standard folders to current language?" (現在の言語(LANG=C)向けに標準フォルダーを更新しますか?)というウィンドウが出ますので、 "Don't ask me this again" のチェックボックスにチェックを入れて、 "Update Names" ボタンをクリックして下さい。

一般ユーザで CD/DVD の再生、読み込み・書き込みができない

デフォルトでは、一般ユーザで VLC や MPlayer などから /dev/sr0 を開けずに DVD の再生に失敗してしまいます。 これは /dev/sr0 のパーミッションが 660 以下、もしくは /dev/sr0 の所有者、グループのためです。

いくつかの対応が考えられます:

  1. 一般ユーザを cdrom グループに入れてあげる。
  2. pam_console を用いて /dev/cdrom*, /dev/dvd* などを console user に owner を渡す
  3. /dev/sr0 のパーミッションを 664 以上にする

pam_console を用いた方法について説明します。

デフォルトに追加する場合は、

/etc/security/console.perms.d/50-default.perms 

に、以下を追加します。

<sr>=/dev/sr[0-9]

<console> 0660 <sr>	0660 root.cdrom

ローカル用途などで別途作成する場合は、

/etc/security/console.perms.d/51-local.perms

などを適当に作成しても構いません。

4.2CR 以前に付属していたリコー/ダイナコムウェアのフォントが利用できない

4.2CR 以前に添付されている TrueType-ricohlx および TrueType-dynafont は、 フォントの配置が現在の X とは違う場所(/usr/X11R6/lib/X11/fonts)にあり、 標準の状態では検索対象外となっています。このためフォントがインストールされていても発見されない状態となっています。

古いフォントパッケージを検索対象とするためには、fontconfig の設定に検索パスを追加する必要があります。 次のように /etc/fonts/local.conf にパスの追加を行ってください。

<dir>/usr/X11R6/lib/X11/fonts/TrueType</dir>

kernelやグラフィックカードのドライバを更新したら、Xが起動しなくなりました。Xconfiguratorも機能しない様です

グラフィックカードのドライバが、DMKS対応パッケージの場合、kernelの更新後、次の起動時にドライバの再構築を行いますが、再構築されたドライバを利用するには、もう一度、再起動が必要です。

それでもダメな場合は、次の手順を試してみてください。

  1. /etc/X11/xorg.conf をバックアップ
  2. root権限で Xorg -configure を実行
  3. 作成された /root/xorg.conf.new を /etc/X11/xorg.conf にコピーなどする。
  4. startx 等で X が起動するか確認

vim の使い勝手が 4.2 の時より悪くなっているのですが

4.2 では vim の通常版がインストールされていましたが、5.0 では機能限定版の vim-tiny がインストールされます。多機能版の vim を使用したい場合は、apt-get コマンドなどを利用して、vim-huge や vim-big などのパッケージをインストールしてください。この際、同時にインストールされる vim-common により提供される /etc/vim/vimrc.ja を ~/.vimrc にコピーすると幸せになれます。

LXDE環境だけを構築したいのにNautilusなどがインストールされてしまう

Vine Linux 5.xのtask-lxde 0.5.0-2ではエディタにLeafpad (leafpadパッケージ) を採用しているため、!Leafpadが依存しているEvince (evinceパッケージ) や、Evinceが依存しているNautilusなどがインストールされてしまいます。

EvinceやNautilusなどをインストールしたくない場合は仮想パッケージ「task-lxde」で一括してインストールするのではなく、個別のソフトウェアを指定してインストールしてください。

次のコマンドを実行することで、仮想パッケージ「task-lxde」が直接依存しているパッケージのリストを得ることができますので、参考にしてください。

$ apt-cache depends task-lxde

なお、Vine Linux 6 (仮称) では、Evince (evinceパッケージ) がNautilusに依存しないようにできるか否かの検討を行う予定です。

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