v2 | v3 | |
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17 | 17 | ''これによって、ナビゲーションバーの "チケットを見る" (英語版では "View Tickets") でのデフォルトのハンドラがクエリモジュールになります。もし可能ならば、この設定を有効にして、レポート機能がなくなることによって生じる不都合を報告してください。'' |
18 | 18 | |
19 | ||
20 | 19 | |
21 | 20 | レポートは以下の基本的なパーツから構成されます: |
22 | * '''ID''' |
|
23 | * '''レポート名 (Title)''' |
|
24 | * '''説明 (Description)''' |
|
25 | * '''レポート本体 (Report Body)''' |
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26 | * '''フッタ (Footer)''' |
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21 | * '''ID''' — ユニークな (連番の) 識別子 | |
22 | * '''レポート名 (Title)''' — レポートのタイトル | |
23 | * '''説明 (Description)''' — WikiFormatting で記述された、レポートの説明。 | |
24 | * '''レポート本体 (Report Body)''' — 後に述べるフォーマットで規定された、レポートクエリの結果。 | |
25 | * '''フッタ (Footer)''' — レポート本体を異なる形式でダウンロードするためのリンク。 | |
27 | 26 | |
28 | 27 | == ソートの並び順変更 == #ChangingSortOrder |
… | … | |
32 | 31 | |
33 | 32 | == レポートの番号を変更する == #ChangingReportNumbering |
34 | レポートの ID を変更する必要がある場合があるかもしれませんが、おそらくレポート自体を編集する方がベターです。というのも Trac のデータベースを変更する必要があるからです。 ''report'' 表は以下のようなスキーマとなっています |
|
33 | レポートの ID を変更する必要がある場合があるかもしれませんが、おそらくレポート自体を編集する方がベターです。というのも Trac のデータベースを変更する必要があるからです。 ''report'' 表は以下のようなスキーマとなっています ''(0.10 以降)'': | |
35 | 34 | * id integer PRIMARY KEY |
36 | 35 | * author text |
… | … | |
44 | 43 | メンテナンス結果、データベースの一貫性を保つ必要があることに留意してください (例えば ID はユニークでなければなりませんし、 SQLite などデータベースの上限値を超えることはできません)。 |
45 | 44 | |
45 | 保存されたレポートやクエリのレポート番号も更新したり削除したりする必要があるでしょう。 | |
46 | ||
46 | 47 | == チケットをナビゲート == #NavigatingTickets |
47 | 48 | レポートクエリ結果の 1 チケットをクリックするとそのチケットが表示されるでしょう。表示されたチケットのメインメニューバーのすぐ下にある ''次のチケット'' (英語版では ''Next Ticket'') または ''前のチケット'' (英語版では ''Previous Ticket'') リンクをクリックすることによって他のチケットに移動するか、''レポートに戻る'' (英語版では ''Back to Report'') リンクをクリックしてレポートページに戻ることができます。 |
48 | 49 | |
49 | あなたは安全にチケットを編集することができます。またチケットの編集結果を保存した後で、 |
|
50 | あなたは安全にチケットを編集することができます。またチケットの編集結果を保存した後で、 ''次のチケット/前のチケット/レポートに戻る'' (英語版では ''!Next/Previous/Back to Report'') のリンクを使用して結果を行き来することが可能です。しかし、あなたがチケットへの操作を終えてレポートに戻るときに、どのチケットが変更されたかのヒントは表示されません。この動作はカスタムクエリの動作とは異なります。 (カスタムクエリについては TracQuery#NavigatingTickets を参照して下さい) 。 ''(0.11 以降 )'' | |
50 | 51 | |
51 | 52 | == ダウンロードできるフォーマット == #AlternativeDownloadFormats |
… | … | |
56 | 57 | === カンマ区切りテキスト - CSV (Comma Separated Values) === #Comma-delimited-CSVCommaSeparatedValues |
57 | 58 | 1 レコードを 1 行として、各カラムをカンマ (',') で区切ったプレーンテキストとしてダウンロードできます。 |
58 | '''Note:''' |
|
59 | '''Note:''' 各カラムのデータに改行文字やカンマがある場合、エスケープされて出力されます。 | |
59 | 60 | |
60 | 61 | === タブ区切り === #Tab-delimited |
… | … | |
99 | 100 | 各カラムに対応する属性の詳細な説明は、 TracTickets に記述しています。 |
100 | 101 | |
101 | '''優先度順、登録日時順の全未解決チケット''' | |
102 | ||
103 | '''例:''' ''優先度順、登録日時順の全未解決チケット'' | |
102 | 例: '''優先度順、登録日時順の全未解決チケット''' | |
104 | 103 | {{{ |
105 | 104 | SELECT id AS ticket, status, severity, priority, owner, |
106 | time |
|
105 | time AS created, summary FROM ticket | |
107 | 106 | WHERE status IN ('new', 'assigned', 'reopened') |
108 | 107 | ORDER BY priority, time |
109 | 108 | }}} |
110 | 109 | |
111 | ||
112 | ---- | |
113 | ||
110 | --- | |
114 | 111 | |
115 | 112 | == 上級トピック: 動的変数の使用 == #AdvancedReports:DynamicVariables |
… | … | |
141 | 138 | |
142 | 139 | === 特殊な定数 === #SpecialConstantVariables |
143 | 実用的なレポート |
|
140 | 実用的なレポートにするために、自動的に値が設定される動的変数が用意されています。(URL で指定されると上書かれます) | |
144 | 141 | |
145 | 142 | * $USER -- ログインに使用したユーザ名。 |
… | … | |
165 | 162 | |
166 | 163 | === 自動的に整形されるカラム名 === #Automaticallyformattedcolumns |
167 | * '''ticket''' -- チケットの ID が入っているカラムで使用します。該当する ID のカラムにハイパーリンクされます。 (訳注: `summary` というカラム名もチケットにハイパーリンクされます。日本語版では `概要` でもリンクします。) | |
168 | * '''created, modified, date, time''' -- 日付や時刻に整形されます。 (訳注: `datetime` という列名にすると日時で整形されます。日本語版では `時刻` で終わるカラムは `time` に、 `日付` で終わるカラムは `date` に、 `日時` で終わるカラムは `datetime` に、それぞれ整形されます。) | |
169 | ||
170 | * '''description''' -- チケットの説明が入っているカラムで使用します。 Wiki エンジンで処理されます。 (訳注: 日本語版では `説明` でも整形されます。) | |
164 | * '''ticket''' — チケットの ID が入っているカラムで使用します。該当する ID のカラムにハイパーリンクされます。 (訳注: `summary` というカラム名もチケットにハイパーリンクされます。日本語版では `概要` でもリンクします。) | |
165 | * '''id''' — '''realm''' が指定されない場合は、 '''ticket''' と同じです。 | |
166 | * '''realm''' — '''id''' と同時に使用します。チケット以外のリソースにリンクを行う場合に使用します。 (e.g. ''wiki'' のレルムに ''id'' としてページ名を組み合わせると、 Wiki ページへのリンクを生成します) | |
167 | * '''created, modified, date, time''' — 日付や時刻に整形されます。 (訳注: `datetime` という列名にすると日時で整形されます。日本語版では `時刻` で終わるカラムは `time` に、 `日付` で終わるカラムは `date` に、 `日時` で終わるカラムは `datetime` に、それぞれ整形されます。) | |
168 | * '''description''' — チケットの説明が入っているカラムで使用します。 Wiki エンジンで処理されます。 (訳注: 日本語版では `説明` でも整形されます。) | |
171 | 169 | |
172 | 170 | '''例:''' |
173 | 171 | {{{ |
174 | SELECT id as ticket, created, status, summary FROM ticket | |
175 | }}} | |
172 | SELECT id AS ticket, created, status, summary FROM ticket | |
173 | }}} | |
174 | ||
175 | これらのカラムは定義しても非表示にすることができます。方法は [#column-syntax 下記] を参照してください。 | |
176 | ||
177 | ''ticket'' 以外のレルムに対するレポートの作成方法については [http://trac.edgewall.org/wiki/CookBook/Configuration/Reports CookBook/Configuration/Reports] を参照してください。 | |
176 | 178 | |
177 | 179 | '''訳注''': Trac-0.11.1.ja1 以降のバージョンで作成した Environment では、デフォルトのレポートに日本語での整形ルールが適用されています。このような Environment を本家版 Trac で使用したい場合は各レポートの SQL を編集し、上記の日本語のカラム別名を英語に変更してください。 |
… | … | |
181 | 183 | ''整形用のヒント'' として扱われ、レコードの整形が行われます。 |
182 | 184 | |
183 | * '''`__group__`''' -- 指定されたカラムで、表示がグループ化されます。各グループは、それぞれセクションヘッダとクエリ結果の表を持ちます。 | |
184 | * '''`__color__`''' -- 1 から 5 の数値である必要があります。値によって、あらかじめ定義された色付けが行われます。一般的な使用法は、優先度別の色付けです。 | |
185 | * '''`__group__`''' — 指定されたカラムで、表示がグループ化されます。各グループは、それぞれセクションヘッダとクエリ結果の表を持ちます。 | |
186 | * '''`__grouplink__`''' — グループ化した場合の各グループのヘッダで生成するリンク先の URL を指定します。この URL は各グループの最初の行にだけ付与されます。 | |
187 | * '''`__color__`''' — 1 から 5 の数値である必要があります。値によって、あらかじめ定義された色付けが行われます。一般的な使用法は、優先度別の色付けです。 | |
185 | 188 | {{{ |
186 | 189 | #!html |
… | … | |
193 | 196 | </div> |
194 | 197 | }}} |
195 | * '''`__style__`''' |
|
196 | ||
197 | '''例:''' ''マイルストーン別未解決チケット (優先度別色付け |
|
198 | * '''`__style__`''' — CSS 形式でレコードを整形できます。 | |
199 | ||
200 | '''例:''' ''マイルストーン別未解決チケット (優先度別色付け, グループのヘッダでマイルストーンにリンク)'' | |
198 | 201 | {{{ |
199 | 202 | SELECT p.value AS __color__, |
200 | 203 | t.milestone AS __group__, |
204 | '../milestone/' || t.milestone AS __grouplink__, | |
201 | 205 | (CASE owner WHEN 'daniel' THEN 'font-weight: bold; background: red;' ELSE '' END) AS __style__, |
202 | 206 | t.id AS ticket, summary |
… | … | |
210 | 214 | 取り出しています。 |
211 | 215 | |
212 | === 行単位のレイアウト変更 === # |
|
216 | === 行単位のレイアウト変更 === #column-syntax | |
213 | 217 | デフォルトでは、全てのカラムで1行を使い、上記の指定がされていれば、 |
214 | 218 | フォーマットされた形式で HTML に表示されます。それだけでなく、 |
215 | 219 | これから挙げる指定によって、複数行にわたってのレイアウトを行うことができます。 |
216 | 220 | |
217 | * '''`column_`''' -- ''改行''。 カラム名の語尾にアンダースコア ('_') を付与した場合、以降のカラムは次の行で表示されます。 | |
218 | ||
219 | * '''`_column_`''' -- ''全行表示''。 カラム名の前後にアンダースコア ('_') を付与した場合、そのカラムは続く行で全てのカラム幅を使って表示されます。 | |
220 | ||
221 | * '''`_column`''' -- ''データを非表示にする''。 カラム名の語頭にアンダースコア ('_') を付与した場合、 HTML 出力では非表示になります。これは (CSV や RSS のような) 別フォーマットでのダウンロード時にだけ見たい情報であるときに使います。 | |
221 | * '''`column_`''' — ''改行''。 カラム名の語尾にアンダースコア ('_') を付与した場合、以降のカラムは次の行で表示されます。 | |
222 | ||
223 | * '''`_column_`''' — ''全行表示''。 カラム名の前後にアンダースコア ('_') を付与した場合、そのカラムは続く行で全てのカラム幅を使って表示されます。 | |
224 | ||
225 | * '''`_column`''' — ''データを非表示にする''。 カラム名の語頭にアンダースコア ('_') を付与した場合、 HTML 出力では非表示になります。これは (CSV や RSS のような) 別フォーマットでのダウンロード時にだけ見たい情報であるときに使います。 | |
226 | この機能ではあらゆるカラムを非表示にできます。リソースの特定などで他のカラムが異存しているような場合に有用です。たとえば `id as _id` とすることで、 '''Id''' カラムは非表示となりますが、チケットへのリンクは正しく生成されます。 | |
222 | 227 | |
223 | 228 | '''例:''' ''アクティブなチケットを、マイルストーンでグループ化し、優先度で色付け、チケットの説明を multi-line レイアウトでリスト表示する'' |