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8 | 8 | 通知機能はデフォルトでは無効になっています。有効化とコンフィグレーションは [wiki:TracIni trac.ini] で行うことができます。 |
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10 | == |
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11 | 新しいチケットを登録したりコメントを追加する際、 ''報告者'' (英語版では ''reporter'')、 ''担当者'' (英語版では ''assigned to/owner'') もしくは ''関係者'' (英語版では ''cc'') フィールドに有効なメールアドレス |
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10 | == 通知メールを受け取る == #ReceivingNotificationMails | |
11 | 新しいチケットを登録したりコメントを追加する際、 ''報告者'' (英語版では ''reporter'')、 ''担当者'' (英語版では ''assigned to/owner'') もしくは ''関係者'' (英語版では ''cc'') フィールドに有効なメールアドレスやユーザ名を入力してください。チケットに更新があると、 Trac が自動的にメールを送信します。 (どのように通知メール機能を設定しているかによります) | |
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13 | 13 | これは、興味のあるチケットや機能追加に関する最新情報を随時受け取りたい場合に便利な機能です。 |
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15 | === 通知メールで受信するメールアドレスを設定する方法 === #Howtouseyourusernametoreceivenotificationmails | |
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17 | 完全なメールアドレスあるいはユーザー名を入力することで、通知メールを受け取ることができます。 単純なユーザ名やログイン名で通知を受け取るには、''ユーザ設定 (Preferences)'' ページで、正しいメールアドレスを入力する必要があります。 | |
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19 | TracIni ファイルにデフォルトドメイン名 ('''`smtp_default_domain`''') を指定することでも、単純なユーザ名で通知を受け取ることができるようになります。 (後述する [#ConfigurationOptions コンフィグレーション オプション] を参照してください) 。この場合、ユーザ名にデフォルトドメインが追加されますので、 "イントラネット" 環境で仕様している場合は便利です。 | |
20 | ||
15 | 21 | == SMTP 通知のコンフィグレーション == #ConfiguringSMTPNotification |
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23 | '''重要:''' TracNotification を正しく動作させるには、[wiki:TracIni trac.ini] に `[trac] base_url` を設定する必要があります。 | |
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17 | 25 | === コンフィグレーション オプション === #ConfigurationOptions |
18 | 26 | trac.ini の `[notification]` セクションで設定できるオプションです。[[BR]](訳注: 0.10 以降では `TracIni` マクロを使用することで正確なオプション一覧を取得できます。以下のリストは必要に応じて `[[TracIni(notification)]]` に置き換えて使用してください。) |
27 | ||
19 | 28 | * '''`smtp_enabled`''': メール通知を有効にします。 |
20 | 29 | * '''`smtp_from`''': 通知メールの ''Sender''-ヘッダに使用するメールアドレス。 |
… | … | |
30 | 39 | * '''`use_public_cc`''': (''0.10 以降'') To: (担当者, 報告者) と CC: のアドレスのリストがすべての受信者に見えるかどうかを設定します ( デフォルトは ''Bcc:'' で見えません) |
31 | 40 | * '''`use_short_addr`''': (''0.10 以降'') 通知メールの配信でメールアドレスがドメイン名を含むようにするかどうかを設定します (例 ''@<domain.com>'' で終わらないようにする)。このオプションは SMTP サーバがローカルアドレスをハンドリングでき、ローカルのメールボックスとユーザ名/ログイン名をマップできるような環境、イントラネット内で使用するときに便利です。 |
32 | * '''`mime_encoding`''': (''0.10 以降'') |
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33 | * ` |
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34 | * ` |
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35 | * ` |
|
41 | * '''`mime_encoding`''': (''0.10 以降'') MIME のエンコードのスキームを選択します。サポートする値: | |
42 | * `none`: デフォルト値。テキストがプレーンな ASCII 文字コード、もしくはその他 8 ビットの文字コードであるときに、 7 ビットエンコードを使用します。 | |
43 | * `base64`: どのような内容が含まれていても動作します。敏感なアンチスパム / アンチウイルスエンジンではいくつかの問題があるかもしれません。 | |
44 | * `qp` または `quoted-printable`: 8 ビットエンコーディングが使用できない場合、ヨーロッパの言語に対して最適です ( base64 よりもコンパクトです )。 | |
36 | 45 | * '''`ticket_subject_template`''': (''0.11 以降'') 通知メールの件名 (Subject) に使用する [http://genshi.edgewall.org/wiki/Documentation/text-templates.html Genshi テキストテンプレート] 。 |
46 | * '''`email_sender`''': (''0.12 以降'') `IEmailSender` インタフェースを実装しているコンポーネント名。通知システムは、ここで設定されたコンポーネントを使用してメールを送信します。現在のところ Trac では以下のコンポーネントが提供されています: | |
47 | * `SmtpEmailSender`: SMTP サーバに接続してメールを送信する (デフォルト)。 | |
48 | * `SendmailEmailSender`: `sendmail` 互換の実行ファイルを実行してメールを送信する。 | |
37 | 49 | |
38 | 50 | '''`smtp_from`''' か '''`smtp_replyto`''' の一方 (もしくは両方) が ''必ず'' 設定されていなければなりません。設定されていない場合、 Trac は通知メールの送信を拒否します。 |
… | … | |
41 | 53 | * '''`smtp_server`''': 通知メッセージに使用されるSMTPサーバ。 |
42 | 54 | * '''`smtp_port`''': (''0.9 以降'') SMTP サーバが使用するポート番号。 |
43 | * '''`smtp_user`''': (''0.9 以降'') SMTP |
|
44 | * '''`smtp_password`''': (''0.9 以降'') SMTP |
|
55 | * '''`smtp_user`''': (''0.9 以降'') SMTP 認証アカウントのユーザID。 | |
56 | * '''`smtp_password`''': (''0.9 以降'') SMTP 認証アカウントのパスワード。 | |
45 | 57 | * '''`use_tls`''': (''0.10 以降'') SMTP サーバ経由で通知メールを送信するときに、GMail などの [http://en.wikipedia.org/wiki/Transport_Layer_Security TLS] を使用するかどうかを切り替えます。 |
46 | 58 | |
59 | 以下のオプションは `sendmail` 互換の実行ファイルを使用する場合のメッセージ伝送方法を指定するために使用します。 | |
60 | * '''`sendmail_path`''': (''0.12 以降'') sendmail の実行ファイルへのパスを設定します。ここで指定する sendmail プログラムは `-i` および `-f` オプションを解釈できなければなりません。 | |
47 | 61 | |
48 | 62 | === コンフィグレーションの例 (SMTP) === #ExampleConfigurationSMTP |
… | … | |
56 | 70 | }}} |
57 | 71 | |
72 | === コンフィグレーションの例 (`sendmail`) === #ExampleConfigurationsendmail | |
73 | {{{ | |
74 | [notification] | |
75 | smtp_enabled = true | |
76 | email_sender = SendmailEmailSender | |
77 | sendmail_path = /usr/sbin/sendmail | |
78 | smtp_from = notifier@example.com | |
79 | smtp_replyto = myproj@projects.example.com | |
80 | smtp_always_cc = ticketmaster@example.com, theboss+myproj@example.com | |
81 | }}} | |
58 | 82 | |
59 | 83 | === メールの件名をカスタマイズする === #Customizingthee-mailsubject |
… | … | |
69 | 93 | * `ticket`: ticket model オブジェクト ([http://trac.edgewall.org/browser/trunk/trac/ticket/model.py model.py] 参照)。個別のチケット属性は `$ticket.milestone` のように、ドット (.) で区切って (訳注: 英語での) 属性名を加えることで、参照可能。 |
70 | 94 | |
95 | === メールの内容をカスタマイズする === #Customizingthee-mailcontent | |
96 | ||
97 | 通知メールの内容は `trac/ticket/templates` の `ticket_notify_email.txt` を元に生成されます。編集した `ticket_notify_email.txt` を Environment の templates ディレクトリに配置することで、カスタマイズすることができます。デフォルトはこのようになっています: | |
98 | ||
99 | {{{ | |
100 | $ticket_body_hdr | |
101 | $ticket_props | |
102 | #choose ticket.new | |
103 | #when True | |
104 | $ticket.description | |
105 | #end | |
106 | #otherwise | |
107 | #if changes_body | |
108 | Changes (by $change.author): | |
109 | ||
110 | $changes_body | |
111 | #end | |
112 | #if changes_descr | |
113 | #if not changes_body and not change.comment and change.author | |
114 | Description changed by $change.author: | |
115 | #end | |
116 | $changes_descr | |
117 | -- | |
118 | #end | |
119 | #if change.comment | |
120 | ||
121 | Comment${not changes_body and '(by %s)' % change.author or ''}: | |
122 | ||
123 | $change.comment | |
124 | #end | |
125 | #end | |
126 | #end | |
127 | ||
128 | -- | |
129 | Ticket URL: <$ticket.link> | |
130 | $project.name <${project.url or abs_href()}> | |
131 | $project.descr | |
132 | }}} | |
71 | 133 | == Email サンプル == #SampleEmail |
72 | 134 | {{{ |
… | … | |
121 | 183 | }}} |
122 | 184 | |
123 | 通知メールを削除する場合などに使用してください。 | |
185 | Trac 0.10 の場合は、下記のフィルタを使用してください: | |
186 | {{{ | |
187 | from:(<smtp_from>) (("Reporter: <username>" -Changes -Comment) OR "Changes (by <username>)" OR "Comment (by <username>)") | |
188 | }}} | |
189 | ||
190 | 通知メールを削除する場合などにも使用できます。 | |
124 | 191 | |
125 | 192 | Thunderbird で IMAP を使用している場合は、この方法は使えません |
… | … | |
163 | 230 | 関係のあるメーリングリストのスレッド: |
164 | 231 | * SELinux: http://article.gmane.org/gmane.comp.version-control.subversion.trac.general/7518 |
165 | ||
232 | ||
233 | Fedora 10 の SELinux では下記のコマンドで対処できます: | |
234 | {{{ | |
235 | $ setsebool -P httpd_can_sendmail 1 | |
236 | }}} | |
166 | 237 | === ''Suspected spam'' エラー === #Suspectedspamerror |
167 | 238 | |
… | … | |
170 | 241 | Trac はデフォルトで通知メールを Base64 エンコーディングして受信者に送信します。メールの本文 (Body) 全体がエンコードされる (訳注:チケットのタイトルに日本語が含まれる場合、通知メールの Subject ヘッダも utf-8 base64 エンコーディングされます) ので、繊細なメールサーバ上の ''false positive'' な SPAM 発見プログラムのトリガになってしまいます。このような状況に遭遇した場合、 `mime_encoding` オプションでデフォルトのエンコーディングを "quoted-printable" に変更することを推奨します。 |
171 | 242 | |
172 | "quoted-printable" エンコーディングは ラテン系の文字セットで使用すると効果があります。アジア系の文字セットでは、 Base64 エンコーディングに固定することを推奨します。 | |
173 | ||
174 | (訳注: 日本語のメールで主に使用されるエンコードは `ISO-2022-JP` ですが、 Trac が送信する通知メールは `UTF-8` でエンコードされ、さらに `BASE64` か `quoted-printable` で 7bit-safe な形式にエンコードされます。 | |
175 | `ISO-2022-JP` エンコーディングでない日本語のメールは Spam 検出エンジンに誤判定されやすくなる傾向があるようです。 | |
176 | また、 MUA がこれらのエンコードに対応していない場合、たとえ受信できたとしても文字化けしたり表示できない可能性があります。) | |
243 | "quoted-printable" エンコーディングは ラテン系の文字セットで使用すると効果があります。アジア系の文字セットでは、 Base64 エンコーディングに固定することを推奨します。 (訳注: 日本語のメールで主に使用されるエンコードは `ISO-2022-JP` ですが、 Trac が送信する通知メールは `UTF-8` でエンコードされ、さらに `BASE64` か `quoted-printable` で 7bit-safe な形式にエンコードされます。 `ISO-2022-JP` エンコーディングでない日本語のメールは Spam 検出エンジンに誤判定されやすくなる傾向があるようです。また、 MUA がこれらのエンコードに対応していない場合、たとえ受信できたとしても文字化けしたり表示できない可能性があります。) | |
244 | ||
245 | === ''501, 5.5.4 Invalid Address'' エラー === #a5015.5.4InvalidAddresserror | |
246 | ||
247 | IIS 6.0 で | |
248 | {{{ | |
249 | Failure sending notification on change to ticket #1: SMTPHeloError: (501, '5.5.4 Invalid Address') | |
250 | }}} | |
251 | 上記のエラーが trac のログにでる場合、 [http://support.microsoft.com/kb/291828 ここ]を参考に解決してください。 | |
252 | ||
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