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Trac は Python の標準 ロギングモジュール (訳注: 日本語ドキュメント) を使用したシステムメッセージのログ出力に対応しています。
ログは trac.ini の [logging] セクションで設定することができます。
ログの出力方法は trac.ini の log_type オプションで設定されます。以下の値が使用できます:
出力するログの冗長レベルは trac.ini の log_level オプションで指定します。ログレベルは出力するログメッセージの最低限のレベルを定義します。レベルには下記の種類があります:
Note: Trac 0.11.5 以降で SQL 文をログに出力することができるようになりました。非常に冗長なログになるので、デフォルトでは OFF に成っています ([trac] debug_sql =yes を TracIni に設定することで有効化できます)。
Trac 0.10.4 以降 ( #2844 を参照) では、 trac.ini の log_format オプションを使用することで、ログエントリーの出力フォーマットを設定することが可能です。フォーマットは Python ロギングフォーマッタ変数 を含むことができる文字列です。そのうえ、以下の Trac 特有の変数を使用することができます:
Note: 変数には、パーセント記号 (%(...)s) ではなく、ドル記号 ($(...)s) を使用します。
デフォルトのフォーマットは以下の通りです:
log_format = Trac[$(module)s] $(levelname)s: $(message)s
以下は、ログにプロジェクト名を出力する例です (全てのログが同じ場所 (例えば syslog) に出力される複数プロジェクト環境で役に立ちます) 。この例では、プロジェクトを特定するのに basename を使用しています:
log_format = Trac[$(basename)s:$(module)s] $(levelname)s: $(message)s
See also: TracIni, TracGuide, TracEnvironment