= Trac 設定ファイル = [[TracGuideToc]] Trac の設定は '''`trac.ini`''' 設定ファイルを設定することによって行います。設定ファイルは `/conf/trac.ini` にあります。 == グローバルな設定 == バージョン 0.9 から、Trac は グローバルな `trac.ini` ファイルの設定を読み込むことができるようになりました。これらのグローバルオプションは、環境ごとに特別にオプションに組み込まれ、同じオプションを指定した場合、ローカルのオプションがグローバルなオプションを上書きします。 グローバル設定ファイルは、通常 `$prefix/share/trac/conf/trac.ini` にあります。この設定ファイルは、他の場所に移すこともできます (例えば、 `/etc/trac.ini`) しかし、設定を変更するには Trac をインストールするときに生成される `trac/siteconfig.py` ファイルを変更する必要があります。 == リファレンス == これは現在利用できる設定オプションの簡単なリファレンスです。 [[TracIni]] == [components] == (''0.9 以降'') このセクションは Trac 本体も含めて、プラグインによって提供されるコンポーネントの使用不使用を設定するために使います。使用できる / できないコンポーネントはオプションの名前を通じて特定されます。コンポーネントが使用できるかどうかはオプションの値によって決定されます; コンポーネントを使用できるようにするために、値を `enabled` または `on` に設定してください。他の値 (一般的には `disabled` または `off`) の場合、コンポーネントは使用できません。 オプションの名前はコンポーネントの完全な名前、もしくは、コンポーネントの中のモジュール / パッケージのプレフィックスとなっています。前者は 特定のコンポーネントの使用 / 不使用 を設定し、後者は特定のパッケージ / モジュールの中のコンポーネントの使用 / 不使用を設定します。 以下の設定ファイルの抜粋を見てください: {{{ [components] trac.ticket.report.ReportModule = disabled webadmin.* = enabled }}} 最初のオプションは [wiki:TracReports レポートモジュール] を使用しないように Trac を設定しています。二つ目のオプションは `webadmin` パッケージのすべてのコンポーネントを使用できるように設定しています。末尾のワイルドカードはマッチするモジュール / パッケージを一度に設定します。 利用可能なコンポーネントの一覧がほしい場合、 ''Trac について'' の ''Plugins'' ページを参照してください。 (`CONFIG_VIEW` [wiki:TracPermissions パーミッション] が必要となります。) See also: TracPlugins ''[http://trac.edgewall.org/changeset/2335 r2335] (バージョンでは 0.9b1, 0.9b2) までの Trac では、このセクションの代わりに `[disabled_components]` セクションを使用してください。このページの [http://trac.edgewall.org/wiki/TracIni?version=42 以前のバージョン] に詳細が書かれています。'' ---- See also: TracGuide, TracAdmin, TracEnvironment