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5 | 5 | == Environment の作成 == #CreatinganEnvironment |
6 | 6 | |
7 | 新しい Trac Environment を作成するには、 [ |
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7 | 新しい Trac Environment を作成するには、 [TracAdmin#initenv trac-admin の initenv] を使用します: | |
8 | 8 | {{{ |
9 | 9 | $ trac-admin /path/to/myproject initenv |
10 | 10 | }}} |
11 | 11 | |
12 | [wiki:TracAdmin trac-admin] はプロジェクトの名前、 | |
13 | データベースに接続するための文字列 (後で説明します) 、 | |
14 | ソースコードリポジトリの種類とパスを尋ねてきます。 | |
12 | `trac-admin` はプロジェクトの名前とデータベースに接続するための文字列 | |
13 | (後で説明します) を尋ねてきます。 | |
15 | 14 | |
16 | ''Note: Environment のディレクトリ配下は、 Web サーバの実行ユーザに書き込みパーミッションを | |
17 | 与える必要があります。適切なパーミッションの付与を忘れないようにしてください。 | |
18 | 同じことが Subversion リポジトリにも当てはまります。 | |
19 | ただし、 Subversion リポジトリに Barkley DB のファイルシステムを使用していない場合は、 | |
20 | Trac は読み取りパーミッションしか必要としません。また、プロジェクト名に空白文字が混じっていると認証で問題が生じることがありますので注意してください (See [http://trac.edgewall.org/ticket/7163 #7163])。'' | |
15 | === Tips === #SomeUsefulTips | |
16 | - Environment のディレクトリ配下は、 Web サーバの実行ユーザが書き込み可能でなければなりません。 | |
17 | 適切なパーミッションの付与を忘れないようにしてください。 | |
18 | 同じことがソースコードリポジトリにも当てはまりますが、 | |
19 | Subversion リポジトリの場合は、ファイルシステムに Barkley DB を使用していない場合は、 Trac は読み取りパーミッションしか必要としません; Subversion以外のリポジトリについては、各々のプラグインを確認してください。 | |
20 | ||
21 | - `initenv` で Subversion リポジトリを使用するように指定されても、 trac-admin コマンドは指定されたリポジトリのパスに対して `svnadmin create` を実行したりしません。新しい Trac enviroment を作るときに、 Subversion リポジトリも新規で作る場合は、 `svnadmin create` は `trac-admin initenv` よりも前に実行しておいてください。 Environment の初期化中にリポジトリが見つからない場合、 "Warning: couldn't index the repository" というメッセージが表示されてしまいます。 | |
22 | ||
23 | - 非 ASCII 文字を含むパスはサポートされていません。 | |
24 | ||
25 | - プロジェクト名に空白文字が混じっていると認証で問題が生じることがありますので注意してください (See [http://trac.edgewall.org/ticket/7163 #7163])。 | |
26 | ||
27 | - [TracIni#GlobalConfiguration グローバル設定ファイル] に定義した [TracIni#inherit-section 共有するプラグインのディレクトリ] に配置した TracPlugins は Environment の作成時はロードされないようになりました。そのため、データベースのテーブルなどを追加で作成する必要がある場合は [TracUpgrade#UpgradetheTracEnvironment Environment をアップグレード] せねばなりません。 | |
21 | 28 | |
22 | 29 | == データベースに接続するための文字列 == #DatabaseConnectionStrings |
… | … | |
29 | 36 | [wiki:TracBackup バックアップ] することができます。 |
30 | 37 | |
31 | === SQLite の接続文字列 === # |
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38 | === SQLite の接続文字列 === #SQLiteConnectionString | |
32 | 39 | SQLite データベースに接続するための文字列は以下の通りです: |
33 | 40 | {{{ |
34 | 41 | sqlite:db/trac.db |
35 | 42 | }}} |
43 | `db/trac.db` の箇所は Trac Environment のデータベースファイルへのパスを指します。 | |
36 | 44 | |
37 | 45 | === PostgreSQL の接続文字列 === #PostgreSQLConnectionString |
… | … | |
94 | 102 | == ソースコードリポジトリ == #SourceCodeRepository |
95 | 103 | |
96 | 最初にリポジトリの ''type'' を指定し (例: Subversion ならば `svn` 、 | |
97 | これがデフォルトです)、その後、リポジトリの ''path'' を指定します。 | |
104 | 0.12 以降のバージョンでは、一つの Environment から複数のリポジトリに接続できるようになりました。 Environment からリポジトリに接続する方法は沢山あるので、詳細は TracRepositoryAdmin を参照してください。左記のページではリポジトリごとに設定する項目 (`type`, `url`, `description` など) について詳しく解説されています。 | |
98 | 105 | |
99 | リポジトリなしで、 Trac を使用したいときは、単に ''path'' 部分に何も入力しないままにして下さい。 | |
100 | (その場合 ''type'' の情報は影響しません) | |
106 | Trac 0.12 の `trac-admin` コマンドでは、接続するリポジトリの指定が必須ではなくなりました。デフォルトでは Trac はソースコードリポジトリへの接続を作成せず、メインナビゲーションの ''リポジトリブラウザ'' (英語版では ''Browse Source'') も表示されなくなります。 | |
107 | ロードされている `trac.versioncontrol.*` コンポーネントを完全に無効化するには下記設定を行ってください | |
108 | {{{ | |
109 | [components] | |
110 | trac.versioncontrol.* = disabled | |
111 | }}} | |
101 | 112 | |
102 | バージョン管理システムによっては、リポジトリへのパスだけではなく、リポジトリ内の ''scope'' を設定 |
|
103 | することもできます。 Trac はそのスコープ以下に限定したファイルとチェンジセット | |
104 | に関連する情報を表示します。 Trac のバックエンドに Subversion を 使う場合は、 | |
105 | ||
113 | バージョン管理システムによっては、リポジトリへのパスだけではなく、リポジトリ内の ''scope'' を設定することもできます。 | |
114 | Trac はそのスコープ以下に限定したファイルとチェンジセットに関連する情報を表示します。 | |
115 | Trac のバックエンドに Subversion を 使う場合は、この機能を利用できます; | |
116 | 他のリポジトリシステムについては、対応するプラグインのドキュメントで確認して下さい。 | |
106 | 117 | |
107 | ||
118 | デフォルトリポジトリのみで構成される Subversion リポジトリの設定の一例です: | |
108 | 119 | {{{ |
109 | 120 | [trac] |
… | … | |
130 | 141 | * `db` |
131 | 142 | * `trac.db` - SQLite データベース (SQLite を使用している場合) |
132 | * `htdocs` - Web のリソースを格納するディレクトリ。 |
|
143 | * `htdocs` - Web のリソースを格納するディレクトリ。URL `/htdocs/site/...` を使用した Genshi テンプレートから参照する。 ''(0.11 以降)'' | |
133 | 144 | * `log` - ログファイルのデフォルトディレクトリ。ログ機能が有効に設定され相対パスが与えられた場合に使用する。 |
134 | * `plugins` - Environment に固有の [wiki:TracPlugins プラグイン] (Python egg |
|
135 | * `templates` - カスタム (プロジェクトに固有の) Genshi テンプレート '' |
|
145 | * `plugins` - Environment に固有の [wiki:TracPlugins プラグイン] (Python egg または単独のファイル、 [http://trac.edgewall.org/milestone/0.10 0.10] 以降) | |
146 | * `templates` - カスタム (プロジェクトに固有の) Genshi テンプレート ''(0.11 以降)'' | |
136 | 147 | * `site.html` - カスタムヘッダ, フッタ, スタイルシート。 TracInterfaceCustomization#SiteAppearance に記載 |
137 | ||
138 | ||
139 | ||
140 | ||
141 | ||
142 | 148 | |
143 | '''Note: Trac Environment のディレクトリとソースコードリポジトリのディレクトリを一緒にしないで下さい。 | |
144 | 上記のディレクトリ構造は Subversion リポジトリのディレクトリ構造をざっくりと真似ているだけですが、 | |
145 | 2つは同じ場所においては ''いけません'' 。''' | |
149 | '''要注意:''' ''Trac Environment のディレクトリとソースコードリポジトリのディレクトリを一緒にしないで下さい。'' | |
150 | ||
151 | 初心者がよくやる誤りです。 | |
152 | 上記のディレクトリ構造は Subversion リポジトリのディレクトリ構造をざっくりと真似ているだけです。 | |
153 | 全く関連はありませんので、2つは同じ場所においては ''いけません''。 | |
146 | 154 | |
147 | 155 | ---- |