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| 15 | 唯一の例外は `help` コマンドで、 Environment を指定しない場合でも動作し、使用できるコマンドの簡易なリスト (`help` や `initenv` のような) を表示します。同じリストは、引数を指定せずに `trac-admin` コマンドを使用した場合も表示されます。 |
| 16 | また `trac-admin --version` を使用すると (0.12 のような形式の) Trac のバージョンを表示します。 |
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| 18 | 使用できるコマンドやサブコマンドの完全なリストを取得したい場合は、 Environment のパスを指定してください: |
| 19 | {{{ |
| 20 | trac-admin /path/to/projenv help |
| 21 | }}} |
| 22 | |
| 23 | 一部のコマンドでは、 `help` のサブコマンドとしてコマンド名を指定することで、より詳細なヘルプをみることができます: |
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| 25 | {{{ |
| 26 | trac-admin /path/to/projenv help <command> |
| 27 | }}} |
| 28 | |
| 29 | === `trac-admin <targetdir> initenv` === #initenv |
| 30 | |
| 31 | このサブコマンドは、指定された `<targetdir>` に TracEnvironment を作成する、とても重要なコマンドです。対象のディレクトリが実行時に存在するとエラーになります。 |
| 32 | |
| 33 | [[TracAdminHelp(initenv)]] |
| 34 | |
| 35 | `--inherit` オプションを使用すると、グローバルな設定ファイルを指定することができます。このファイルは複数の Environment 間で共有されます。共有する設定ファイルを後から設定したい場合は、 Environment に含まれる `conf/trac.ini` ファイルに `[inherit] file` オプションを設定してください。 Environment 作成時のオプションでグローバルな設定ファイルを指定すると、自動的に `conf/trac.ini` ファイルにオプションが記載され、重複するオプションについては作成時に設定する必要がなくなるというメリットがあります。 |
| 36 | 詳細は [TracIni#GlobalConfiguration TracIni#グローバルな設定] を参照してください。 |
| 37 | |
| 38 | Note: Trac のバージョン 0.11 では `initenv` の最終引数 `<templatepath>` が廃止されました。この引数は以前のバージョンでは `templates` ディレクトリの場所を指定するのに使用されていました。現在のコマンドはワンライナーでは '`trac-admin /path/to/trac/ initenv <projectname> <db> <repostype> <repospath>`' となるので、以前と同じ引数で起動すると ''''`Wrong number of arguments to initenv: 4`'''' というエラーが発生します。このエラーが発生した場合、 '''古い''' バージョンの Trac に同梱されている `trac-admin` スクリプトが動いていると考えられます。 |