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OSCに参加してきました。 EnterpriseOSS の方には Vine が何であるかを大いに誤解されてしまったかもしれません。 Vineはスケスケを楽しんだりもしますが、基本は常に変わることなく国内の老舗ディストリビュータとして、ユーザーに優しいLinuxディストリビューションを作り続けます。
さて本題ですが、今回はrpmパッケージの作り方、はじめの一歩を紹介します。
tar.gz をダウンロード、./configure && make && make install で何かしら自分が使うアプリケーションを追加したことがあるかと思います。 さて、今回もOSCで開催したユーザーの集いで参加者に挙手の形でアンケートを採ったところ、全員が経験有りでした。
単に make install すると、アンインストールが困難だったり、重複したファイルが意図せずに上書きされてしまったりします。 Prefixを間違えて意図しないディレクトリを書き換えてしまった時にはもう後には戻れなくなってしまいます。
ここでは、まず最低限の手間でパッケージを作る手順を紹介します。 例として hogehoge のサイトで紹介されていた、GXXをビルドしてみます。
どうでしょうか、上手くできたでしょうか? ここまでだと書き換える行数はたったの xx 行です。 make install と較べてほとんど手間無く、パッケージ管理されたきれいな環境が作れると思います。
やっていくと細かくいじるところがいくつも出てきますが、それは問題に出会ったときに少しずつ覚えていくことになります。 試してみて困ったことがありましたら、MLなどでご相談下さい。
なお、最終的に作った SPECファイルを ::: に置いています。 何が書き換わっているかを比較しながら、Develppers Guideをご参照頂くと
Developer Guide http://d.hatena.ne.jp/adsaria/20080724
# dd if=/dev/hdX of=/opt/Vine42.dd.img
とやって、ディスクをファイルにダンプ。
でも、このまま
# mkdir /opt/Vine42 # mount -o loop /opt/Vine42.dd.img /opt/Vine42 mount: ファイルシステムタイプを指定する必要がありますとやってもマウントはできません。
ここでは最小限の手間でrpmパッケージ作成を体験できる方法を紹介しました。 読者の環境によっては同じようにならないこともあると思います。その場合にはML等で質問して下さい。 続編として様々な問題に対処したパッケージ作成を紹介するつもりです。