Vine Linux 6.2 (Haut Bailly) について

Vine Linux 6.2 は Project Vine および多くの協力者によって開発が行われている Linux ディストリビューションです。
Vine Linux 6.2 は、前バージョン(Vine Linux 6.1 (Pape Clement)) の メンテナンスリリース版で、仕様や構成は大きく変えずに多くの点が改良されています。

Vine Linux 6.2 は、Gnome デスクトップ環境を最小構成でインストールできる CD エディションと、 開発陣おすすめのパッケージをまとめた DVDエディションが提供されます。 どちらも USB メモリからインストーラを起動することもできます。 特別な理由がない限りDVDエディションを利用されることをおすすめします。

Vine Linux 6.1 からの変更点

Vine Linux 6.2 では、Vine Linux 6.1に対して以下の変更が行われています。

パッケージのアップデート

パッケージの削除

Errata の適用

Vine Linux 6.2のリリースまでに発行されたErrataは予めすべて適用されています。

その他

主要パッケージバージョン

注意

Kernel が 3.0.y → 3.4.y と大幅に大幅に更新されているため、 Vine Linux 6.1 では動作したハードウエアでもうまく動かない可能性もありますので、 ご注意ください。

収録ソフトウエアの更新により、 DVDエディションのメディアサイズがVine Liunx 6.1と比較して大きくなっています。 4GB程度のUSBメモリをご用意ください。(DVDは4.7GBのもので問題ありません)

Vine Linux 6 について

前バージョンおよび共通の情報については、 「Vine Linux 6 について」 および「Vine Linux 6.1 について」を参照してください。

システム要件

Vine Linux 6 は Intel 互換 CPU の 32 bit バージョンと、64bit バージョンが提供されます。
全パッケージが、i686アーキテクチャに最適化されています。このため Classic Pentium 以前のハードウエアでは動作しません。 また、PPC (PowerPC 搭載 Macintosh) バージョンはリリースしません。

i686 (32bit) バージョン

CPU
i686の命令セットをもつ CPU (VIA C3 を除く Pentium III 以降を推奨)。
Gnome デスクトップを利用するなら 1GHz 程度が目安となります。

x86_64 (64bit) バージョン

CPU
64bit 対応の AMD64 または Intel64 アーキテクチャのCPU (Athlon64,Phenom,Opteron,Core2,Core i7,i5,i3など) 。

i686、x86_64 共通

メモリ
1GB以上推奨 (X 利用時)
HDD
動作確認されたハードウエア
http://trac.vinelinux.org/wiki/HardwareInformation/Vine6

サポート・免責

Vine Linux 6.2 は製品版と違い、サポートサービスを付属しておりません。
何らかの問題が起こった場合、質問などがある場合は、BTS や vine-users ML などへご投稿をお願いします。必要であれば、サポートサービスのみをご購入いただくことも可能です。

Vine Linux に含まれるソフトウエアに何らかの問題が発生した場合は、個々の問題に利用者ご自身で対応していただきます。Project Vine を含む開発者、販売者およびその他のいかなる関係者も一切の責任を負いません。 個々のソフトウエアのライセンスなどに問題が発生した場合は、それぞれのライセンスや契約に従ってください。