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Line 
1<h1 class="title">Vine Linux 4.x Tips 集</h1>
2<div class="entry">
3
4<blockquote>
5Vine Linux 4.x での Tips 集です。<br>
6バグ情報などについては<a href="http://vinelinux.org/errata.html">Errata</a>を参照してください。<br>
7内容は順次追加していく予定です。
8</blockquote>
9
10<h2>4.x/共通</h2>
11
12<h3>インストールCDがただしく作成できているか確認したい</h3>
13  <p>
14  Vine Linux 4.0 のインストールCDには CDROM のメディアがただしく作れているか
15  を確認するための仕組が備わっています。インストーラが異常終了したりパッケージ
16  が破損しているなどの問題が発生した場合は、インストールCDでの起動時に以下のオ
17  プションを入力して CDROM のメディアチェックをおこなってください。
18  </p>
19  <pre>
20  boot: linux mediacheck
21  </pre>
22
23<h3>テキストインストーラで一般ユーザを作成できない</h3>
24  <p>
25  Vine Linux 4.0 ではテキストモードでのインストールの場合は一般ユーザの作成ス
26  テップは用意されていません。起動後に root で login し adduser 等で一般ユーザ
27  を追加して利用してください。
28  </p>
29
30<h3>パッケージがリビルドできない/開発環境がたりない</h3>
31  <p>
32  Vine Linux 4.x の標準インストールCDでは最小限の開発環境のみがインストールさ
33  れます。その他の必要な開発パッケージは apt-get などを利用してインストールし
34  てください。インストールには以下のような方法があります。
35  </p>
36  <h4>パッケージのビルド依存情報を利用する</h4>
37  <p>
38  以下のコマンドでパッケージに記述された依存情報をもとに構築に必要なパッケージ
39  を取得しインストールすることができます。"パッケージ名"にはバージョンや拡張子な
40  どは含みません
41  <pre>
42  # apt-get build-dep &ltパッケージ名&gt
43  </pre>
44  <h4>すでに入っているパッケージの開発用サブパッケージを全てインストールする</h4>
45  <p>
46  以下のコマンドですでにシステムにインストールされているパッケージに対応する
47  *-devel 開発用サブパッケージがインストールされます。
48  </p>
49  <pre>
50  # apt-get script install-devel.lua
51  </pre>
52
53<h3>3.xからのCDによるアップグレードインストールに関する注意点</h3>
54  <p>
55  CDからアップグレードインストールしただけではアップグレードは完了しません。
56  インストール時に参照できるリリースノートにも書かれていますが、
57  アップグレードを完了するには再起動後、root権限で以下の手順を実行してください。
58  </p>
59  <pre>
60  # apt-get update
61  # apt-get -f dist-upgrade
62  </pre>
63
64<h3>3.xからAPTを使ってアップグレードしたい</h3>
65  <p>
66  パッケージの追加をほとんど行っていない状態であればそれほど大きな問題はありま
67  せんが、そうでない場合はなにかおこった時に自分で対処できる場合以外はAPTによ
68  るアップグレードはお薦めしません。
69  </p>
70  <p>
71  通常は、以下の手順で Vine Linux 3.2 から Vine Linux 4.1 へアップグレードする
72  ことができます。ただし、パッケージの置き換えや設定の更新などを中心に完全には
73  アップグレードはできませんので御注意ください。基本的にはベースの更新と Vine
74  Linux 4.0 ベースのシステムになるというものです。
75  </p>
76  <dl>
77  <dt>
78  3.x の最新状態に更新する
79  </dt>
80  <dd><pre>
81   # apt-get update
82   # apt-get upgrade
83  </pre></dd>
84  <dt>
85  apt-lineを4.1へ向ける(sources.listの3.2あるいは3.1とある部分を4.1に書き換える)</dt>
86  <dd>
87  カテゴリは main plus updates nonfree (develは削る)<br>
88  (※更新済の<a href="tmp/sources.list-vine41">4.1用のsources.list</a>に置き換えても構いません)
89  <pre>
90   # vi /etc/apt/sources.list
91  </pre></dd>
92  <dt>
93  apt を更新する(<a href="tmp/rpmpriorities-vine40">/etc/apt/rpmpriorities</a>
94  を更新するため)</dt>
95  <dd>
96  (※gccやglibc-develなどが削除される場合があるので、その場合は dist-upgrade
97  後に再度インストールする。)
98  <pre>
99   # apt-get update
100   # apt-get install apt
101  </pre>
102  </dd>
103  <dt>
104  全体をアップグレードする
105  </dt>
106  <dd>
107  (※削除されるパッケージがないか確認する。)
108  <pre>
109   # apt-get dist-upgrade
110  </pre></dd>
111  <dt>
112  kernel を 2.6 に更新する
113  </dt>
114  <dd>
115  (※複数の選択肢がある場合は特定の(最新の)バージョンを指定します。)
116  <pre>
117   # apt-get install kernel
118  </pre>
119  </dd>
120  <dt>
121  ブートローダを修正する
122  </dt>
123  <dd>
124  (※lilo.confの更新またはGrubのインストール。以下はGrubの場合)<br>
125  (hd0 の部分は自分のインストール先に変更すること)
126  <pre>
127   # apt-get install grub
128   # grub-install hd0
129  </pre></dd>
130  <dt>
131  更新を有効にするためにリブートする
132  </dt>
133  <dd>
134  (devパッケージなどの重要なファイルが置き換わるので、すぐにリブートすることを
135  お薦めします。Vine Linux 4.0 では Kernel 2.4 をサポートしませんので、かならず
136  2.6 カーネルを使用してください。)
137  <pre>
138   # reboot
139  </pre></dd>
140  </dl>
141  <p>
142  <strong>
143  ※上記以外にも気をつけるべき点はありますが、なんらかの問題に遭遇した場合に自
144  分で対処できる自身のない方は、この方法はあまりお薦めしません。
145  </strong>
146  </p>
147
148<h2>4.x/i386</h2>
149
150<h3>インストーラがうまく起動しない</h3>
151  <p>
152  ACPIやAPICの影響で古いハードウエアで正常に動作しない場合があります。
153  この場合はカーネルオプションに以下のようなものを使用してみてください。
154  </p>
155  <pre>
156  ・ACPIを無効化
157    boot: linux acpi=off
158  ・APICを無効化
159    boot: linux noapic
160  ・LAPICを無効化
161    boot: linux nolapic
162  ・USBを無効化
163    boot: linux nousb
164  </pre>
165
166<h3>コンソールが正常に表示されない</h3>
167  <p>
168  Vine Linux 3.2 以降から (i81x以外の機種で) VESA フレームバッファが標準になってい
169  ます。デフォルトで問題が生じた場合は以下のような方法で回避してください。
170  </p>
171  <pre>
172  ・インストール時にVESAフレームバッファを設定させない
173    boot: linux nofb
174  ・インストールした後の起動時に標準コンソールで起動する
175    (グラフィカルブートの画面で [ESC] を押下することでオプションが入力できるよ
176    うになります。)
177    boot: linux vga=normal
178  </pre>
179  <p>
180  Intel 81x を利用している場合は、標準でフレームバッファは有効にならないため、
181  コンソールで日本語を表示させたい場合は vga16fb や i810fb を利用する必要があ
182  ります。(vga= のオプションは必要ありません。)
183  </p>
184
185<h3>udev 起動中に停止する</h3>
186  <p>
187  搭載しているデバイスの種類によっては、起動中に "starting udev" というメッセージ
188  がでたまま停止する場合があります。udev はデバイスの動的認識などを司っているシス
189  テムですが、一部のデバイスが一部の環境においてうまく初期化できずに停止(永遠に
190  待ちつづける)する場合があります。現在判明しているデバイスは以下のものです。
191  </p>
192  <dl>
193   <dt>ivtv</dt>
194   <dd>CX23415/CX23416系のTVチューナ/ハードウエアMPEGキャプチャカード<br>
195       利用にはファームウエアをインストールする必要がありますが、一部の環境
196       ではファームウエアが未インストール時にivtvの初期化でとまる場合があり
197       ます。この場合は以下の方法で回避してください。
198       <ul>
199         <li>カードを抜いた状態で起動する</li>
200         <li>/etc/modprobe.d/blacklist の最下行に "blacklist ivtv" という行
201         を追加する</li>
202         <li>電源をおとしてカードを差して再起動する</li>
203         <li>ivtv-utils をつかってファームウエアをインストールする</li>
204       </ul>
205       Linuxでキャプチャカードを使う予定がなければファームウエアをいれる
206       必要はありません。
207   </dd>
208  </dl>
209
210<h3>x86 版の推奨環境は?</h3>
211  <p>
212  Vine Linux 4.0 での推奨環境は Vine Linux 3.2 にくらべ若干最低ラインが上がっ
213  ています。以下の条件を参考にしてみてください。(推奨条件はある程度ストレスの
214  ない状態でつかうための環境です)
215  </p>
216  <dl>
217    <dt>CPU</dt>
218    <dd>Intel Pentium クラス以上 (推奨: PentiumIII 以上)</dd>
219    <dt>メモリ</dt>
220    <dd>128MB以上/GUIインストールは192MB以上(推奨: 512MB以上)</dd>
221    <dt>HDD</dt>
222    <dd>最小400MB程度/フル2GB程度(推奨: 5〜10GB以上)</dd>
223  </dl>
224
225
226
227<h2>4.x/ppc</h2>
228
229<p>今後順次追加します</p>
230
231<h2>その他の情報</h2>
232  <p>
233  <a href="documentations.html">ドキュメント一覧</a>
234  </p>
235
236</div>
Note: See TracBrowser for help on using the repository browser.