source: projects/web/trunk/contents.d/aboutvine62.html @ 7922

<h2 id="about-VineLinux61-PapeClement">Vine Linux 6.2 (Haut Bailly) について</h2>
<p>
    Vine Linux 6.2 は Project Vine および多くの協力者によって開発が行われている Linux ディストリビューションです。
    <br/>
    Vine Linux 6.2 は、<a href="/aboutvine61.html">前バージョン(Vine Linux 6.1 (Pape Clement))</a> の
    メンテナンスリリース版で、仕様や構成は大きく変えずに多くの点が改良されています。
</p>
<p>
    Vine Linux 6.2 は、Gnome デスクトップ環境を最小構成でインストールできる CD エディションと、
    開発陣おすすめのパッケージをまとめた DVDエディションが提供されます。
    どちらも <a href="http://vinelinux.org/docs/vine6/install-guide/iso2usb.html"><span class="icon"></span>USB メモリから</a>インストーラを起動することもできます。
    特別な理由がない限りDVDエディションを利用されることをおすすめします。
    <br/>
</p>

<h3 id="modified-from-vine6">Vine Linux 6.1 からの変更点</h3>
<p>
Vine Linux 6.2 では、<a href="/aboutvine61.html">Vine Linux 6.1</a>に対して以下の変更が行われています。
</p>

<h4>パッケージのアップデート</h4>
<ul>
 <li>Kernel 3.4.65 に更新<br/>
     長期サポートバージョンである 3.4.yに更新しました。<br/>
 <li>Firefox 24.0 に更新</li>
 <li>Thunderbird 24.0 に更新</li>
 <li>Sylpheed-3.3.0 に更新</li>
 <li>LibreOffice 4.1.2 に更新</li>
 <li>CA Bundle の分離と更新<br/>
     /usr/share/ssl から /etc/pki/tls に移動されました</li>
 <li>その他各種パッケージ更新</li>
</ul>

<h4>パッケージの削除</h4>
<ul>
 <li>foomatic, hplip を CD 版から削除<br/>
</ul>

<h4>Errata の適用</h4>
<p>
Vine Linux 6.2のリリースまでに発行されたErrataは予めすべて適用されています。
</p>

<h4>その他</h4>
<ul>
 <li>インストーラ収録のドライバ類を 3.4.65 に合わせて更新</li>
 <li>一部RAIDコントローラ等を利用している場合にインストーラがクラッシュする問題を修正</li>
</ul>

<h4>主要パッケージバージョン</h4>
<ul>
 <li>kernel-3.4.65</li>
 <li>gcc-4.4.5</li>
 <li>binutils-2.22</li>
 <li>glibc-2.11.1</li>
 <li>Xserver 1.10.2</li>
 <li>Gnome-2.32.1</li>
 <li>Firefox-24.0</li>
 <li>Thunderbird-24.0</li>
 <li>LibreOffice-4.1.2</li>
 <li>Sylpheed-3.3.0</li>
 <li>gimp-2.6.12</li>
 <li>Ruby-1.8.7.370</li>
 <li>python-2.6.6</li>
 <li>perl-5.12.3</li>
 <li>MySQL-5.1.68</li>
 <li>postgresql-9.0.12</li>
 <li>bind-9.6.ESV.R8</li>
 <li>apache-2.2.25</li>
 <li>samba-3.5.22</li>
 <li>等</li>
</ul>

<h4>注意</h4>
<p>
Kernel が 3.0.y → 3.4.y と大幅に大幅に更新されているため、
Vine Linux 6.1 では動作したハードウエアでもうまく動かない可能性もありますので、
ご注意ください。
</p>
<p>
収録ソフトウエアの更新により、
DVDエディションのメディアサイズがVine Liunx 6.1と比較して大きくなっています。
4GB程度のUSBメモリをご用意ください。(DVDは4.7GBのもので問題ありません)
</p>


<h3>Vine Linux 6 について</h3>
<p>
前バージョンおよび共通の情報については、
「<a href="/aboutvine6.html">Vine Linux 6 について</a>」
および「<a href="/aboutvine61.html">Vine Linux 6.1 について</a>」を参照してください。
</p>

<h3 id="sys-require">システム要件</h3>
<p>
    Vine Linux 6 は Intel 互換 CPU の 32 bit バージョンと、64bit バージョンが提供されます。
    <br/>
    全パッケージが、i686アーキテクチャに最適化されています。このため Classic Pentium 以前のハードウエアでは動作しません。
    また、PPC (PowerPC 搭載 Macintosh) バージョンはリリースしません。
</p>

<h4 id="i686-require">i686 (32bit) バージョン</h4>
<dl>
    <dt>
        CPU
    </dt>
    <dd>
        i686の命令セットをもつ CPU (VIA C3 を除く Pentium III 以降を推奨)。
        <br/>
        Gnome デスクトップを利用するなら 1GHz 程度が目安となります。
    </dd>
</dl>

<h4 id="x86_64-require">x86_64 (64bit) バージョン</h4>
<dl>
    <dt>
        CPU
    </dt>
    <dd>
        64bit 対応の AMD64 または Intel64 アーキテクチャのCPU
        (Athlon64,Phenom,Opteron,Core2,Core i7,i5,i3など) 。
    </dd>
</dl>

<h4 id="i686-x86_64-require">i686、x86_64 共通</h4>
<dl>
    <dt>
        メモリ
    </dt>
    <dd>
        1GB以上推奨 (X 利用時)
    </dd>
    <dt>
        HDD
    </dt>
    <dd>
        <ul>
            <li>最小構成(ベースシステム)で 1GB 程度</li>
            <li>CD エディションフルインストールで 2GB 程度のインストール領域</li>
            <li>DVD エディションフルインストールで 12GB 程度のインストール領域</li>
        </ul>
    </dd>
    <dt>
        動作確認されたハードウエア
    </dt>
    <dd>
        <a href="http://trac.vinelinux.org/wiki/HardwareInformation/Vine6">http://trac.vinelinux.org/wiki/HardwareInformation/Vine6</a>
    </dd>
</dl>

<h3 id="support-discharge">サポート・免責</h3>
<p>
    Vine Linux 6.2 は製品版と違い、サポートサービスを付属しておりません。
    <br/>
    何らかの問題が起こった場合、質問などがある場合は、BTS や vine-users ML などへご投稿をお願いします。必要であれば、<a class="ext-link" href="http://vinecaves.com/vinesupport.html"><span class="icon"></span>サポートサービスのみをご購入いただく</a>ことも可能です。
</p>
<p>
    Vine Linux に含まれるソフトウエアに何らかの問題が発生した場合は、個々の問題に利用者ご自身で対応していただきます。Project Vine を含む開発者、販売者およびその他のいかなる関係者も一切の責任を負いません。
    個々のソフトウエアのライセンスなどに問題が発生した場合は、それぞれのライセンスや契約に従ってください。
</p>