source: projects/vine-desktop-guide/trunk/help/system-config.xml @ 2890

<chapter id="system-config-services">
        <title>サービスの設定</title>
        <para>サービスの起動・停止や自動起動の設定を行いたい場合は、<guimenu>システム</guimenu>メニューから<guimenuitem>システム管理</guimenuitem>→<guimenuitem>サービス</guimenuitem>を選択します。</para>
        <para>一般ユーザで実行した場合は、rootパスワードを尋ねられますので入力して下さい。</para>
        <figure>
                <title>サービスの設定</title>
                <graphic fileref="figures/system-config-services.png" />
        </figure>
        <para>画面左側にサービスの一覧が表示され、選択中のサービスに関する詳細(説明)と状態が画面右側に英語で表示されます。</para>
        <example>
                <title>サービスが起動している場合</title>
                <para>サービスが起動している場合は、状態の欄に次の様に表示されます。</para>
                <screen>サービス名 (pid 数字) is running...</screen>
                <para>ただし、一部例外があり、例えばrandomサービスの場合は次の様に表示されます。</para>
                <screen>The random data source exists</screen>
        </example>
        <example>
                <title>サービスが停止している場合</title>
                <para>サービスが停止している場合は、多くの場合、状態の欄に次の様に表示されます。</para>
                <screen>サービス名 is stopped</screen>
        </example>
        <para>サービスを起動・停止・再起動したい場合は、目的のサービスを選択し、サービス一覧の上にある<guibutton>開始</guibutton>・<guibutton>停止</guibutton>・<guibutton>再起動</guibutton>というボタンをクリックします。</para>
        <para>サービスがシステム起動時に自動的に開始される場合は、サービス名の左側にあるチェックボックスがチェックされた状態になっています。自動起動の設定を変更したい場合は、チェックボックスをクリックしてチェック状態を反転させます。なお、実際に設定変更を反映させたい場合は、<guibutton>保存</guibutton>ボタンをクリックするか<guimenu>ファイル</guimenu>メニューの<guimenuitem>変更を保存</guimenuitem>を実行します。設定変更を反映させるまでは、<guibutton>元に戻す</guibutton>ボタンをクリックして変更を破棄することができます。</para>
</chapter>

<chapter id="system-config-securitylevel">
        <title>セキュリティレベルとファイアウォールの設定</title>
        <para>インストール時に行ったファイアウォールの設定を変更したい場合は、<guimenu>システム</guimenu>メニューから、<guimenuitem>システム管理</guimenuitem>→<guimenuitem>セキュリティレベルとファイヤーウォールの設定</guimenuitem>を選択します。</para>
        <para>一般ユーザで実行した場合は、rootパスワードを尋ねられますので入力して下さい。</para>
        <figure>
                <title>セキュリティレベルとファイアウォールの設定</title>
                <graphic fileref="figures/system-config-securitylevel.png" />
        </figure>
        <para>不正アクセスを防ぐためにファイアウォールは有効にしておくことをお奨めします。</para>
        <para>信頼できるサービスの一覧では、外部からのアクセスを許可するサービスを選択する事ができます。一覧にないサービスは、その他のポートでポート番号とプロトコルを指定して追加することができます。</para>
</chapter>

<chapter id="system-config-display">
        <title>ディスプレイの設定</title>
        <para>ビデオカードに関する設定を行うには、<guimenu>システム</guimenu>メニューから、<guimenuitem>システム管理</guimenuitem>→<guimenuitem>ディスプレイ</guimenuitem>を選択します。</para>
        <para>一般ユーザで実行した場合は、rootパスワードを尋ねられますので入力して下さい。</para>
        <figure>
                <title>ディスプレイ設定</title>
                <graphic fileref="figures/system-config-display.png" />
        </figure>
        <para>モニター設定のページでは、画面の解像度と色の深さ(最大発色数)を選択できます。</para>
        <para>ハードウェアのページでは、接続しているモニターの型番とビデオカードのドライバを選択することができます。インストール時に自動設定されたドライバが最適でなかった場合などに設定すると良いでしょう。</para>
        <para>デュアルヘッドのページでは、２枚のビデオカードからそれぞれモニターへ出力する場合の設定を行います。</para>
</chapter>

<chapter id="system-config-network">
        <title>ネットワークの設定</title>
        <para>ネットワーク接続に関する設定を行うには、<guimenu>システム</guimenu>メニューから、<guimenuitem>システム管理</guimenuitem>→<guimenuitem>ネットワーク</guimenuitem>を選択します。</para>
        <para>一般ユーザで実行した場合は、rootパスワードを尋ねられますので入力して下さい。</para>

        <figure>
                <title>ネットワーク設定</title>
                <graphic fileref="figures/system-config-network.png" />
        </figure>

        <para>ネットワーク設定(system-config-network)では、以下のインターフェースを設定することができます。</para>
        <itemizedlist>
                <listitem><para>イーサネット</para></listitem>
                <!--listitem><para>ISDN</para></listitem-->
                <listitem><para>モデム(wvdialパッケージが必要)</para></listitem>
                <listitem><para>xDSL</para></listitem>
                <listitem><para>トークンリング</para></listitem>
                <listitem><para>無線デバイス</para></listitem>
        </itemizedlist>
        <para>家庭や外出先など状況に応じたプロフィールを作成することにより、複数のネットワーク設定を保存することが可能です。システムの起動時には、共通プロフィールのみしか有効にできませんが、システムの起動後に<xref linkend="system-control-network" />で説明するネットワークデバイスの制御(system-cotrol-network)を利用してプロフィールを切り替えることができます。</para>
        <para>詳細は、<guimenu>ヘルプ</guimenu>→<guimenuitem>内容</guimenuitem>で付属のマニュアルを参照してください。</para>
</chapter>

<chapter id="system-control-network">
        <title>ネットワークデバイスの制御</title>
        <para>ネットワークデバイスの制御(system-control-network)を使用すると<xref linkend="system-config-network" />で説明したネットワークの設定(system-config-network)で作成できるプロフィールの切替えやネットワークデバイスの起動・停止を行うことができます。</para>
        <para>ネットワークデバイスの制御(system-control-network)を起動するには、以下のメニューのいずれかを選択してください。</para>
        <itemizedlist>
                <listitem><para><guimenu>アプリケーション</guimenu>→<guimenuitem>インターネット</guimenuitem>→<guimenuitem>ネットワークデバイスの制御</guimenuitem></para></listitem>
                <listitem><para><guimenu>システム</guimenu>→<guimenuitem>システム管理</guimenuitem>→<guimenuitem>ネットワークデバイスの制御</guimenuitem></para></listitem>
        </itemizedlist>
</chapter>

<chapter id="system-config-users">
        <title>ユーザとグループ</title>
        <para>ユーザとグループを管理するには、<guimenu>システム</guimenu>メニューから、<guimenuitem>システム管理</guimenuitem>→<guimenuitem>ユーザとグループ</guimenuitem>を選択します。</para>
        <para>一般ユーザで実行した場合は、rootパスワードを尋ねられますので入力して下さい。</para>
        <figure>
                <title>ユーザとグループの管理</title>
                <graphic fileref="figures/system-config-users.png" />
        </figure>
        <itemizedlist>
                <listitem>
                        <para>ユーザを追加するには、<guibutton>ユーザの追加</guibutton>ボタンをクリックし、必要事項を入力します。</para>
                </listitem>
                <listitem><para>グループを追加するには、<guibutton>グループの追加</guibutton>ボタンをクリックし、グループ名を入力します。</para></listitem>
                <listitem><para>ユーザやグループの詳細を確認するには、目的のユーザやグループを選択し、<guibutton>プロパティ</guibutton>ボタンをクリックします。</para></listitem>
                <listitem><para>ユーザやグループを削除するには、目的のユーザやグループを選択し、<guibutton>削除</guibutton>ボタンをクリックします。</para></listitem>
        </itemizedlist>
        <example id="add-user-to-cdrom">
                <title>一般ユーザを cdrom グループに追加する</title>
                <orderedlist>
                        <listitem><para>cdrom グループに追加したいユーザをクリックして選択</para></listitem>
                        <listitem><para><guibutton>プロパティ</guibutton>ボタンをクリック</para></listitem>
                        <listitem><para>ユーザプロパティ画面のグループというページを開く</para></listitem>
                        <listitem>
                                <para>cdrom にチェックを入れる</para>
                                <mediaobject>
                                        <imageobject>
                                                <imagedata fileref="figures/add-user-to-cdrom.png" format="png" />
                                        </imageobject>
                                </mediaobject>
                        </listitem>
                        <listitem><para><guibutton>OK</guibutton>ボタンをクリック</para></listitem>
                </orderedlist>
        </example>
</chapter>

<chapter id="gdmsetup">
        <title>ログイン画面の設定</title>
        <para>ログイン画面の設定を行うには、<guimenu>システム</guimenu>メニューから、<guimenuitem>システム管理</guimenuitem>→<guimenuitem>ログイン画面</guimenuitem>を選択します。</para>
        <para>一般ユーザで実行した場合は、rootパスワードを尋ねられますので入力して下さい。</para>
        <figure>
                <title>ログイン画面の設定</title>
                <graphic fileref="figures/gdmsetup.png" />
        </figure>
        <example id="face-browser">
                <title>ログイン画面でフェイスブラウザを利用できるようにする</title>
                <para>フェイスブラウザを有効にするとログインするユーザを一覧から選択できるようになります。(ユーザ名の入力が省略できます。)</para>
                <para>フェイスブラウザを有効にするには、以下のリストに示す設定を全て行う必要があります。</para>
                <itemizedlist>
                        <listitem>
                                <para>「ローカル」のページを開き、以下を設定</para>
                                <itemizedlist>
                                        <listitem><para>「スタイル」を「テーマ型(フェイスブラウザ付き)」または「簡易型(フェイスブラウザ付き)」に変更</para></listitem>
                                        <listitem><para>「テーマ型(フェイスブラウザ付き)」を選択した場合は、フェイスブラウザ対応のテーマを選択</para></listitem>
                                </itemizedlist>
                        </listitem>
                        <listitem><para>「ユーザ」のページでフェイスブラウザに表示される「対象となるユーザ」を追加します。</para></listitem>
                </itemizedlist>
                <para>なお、各ユーザが使用する画像の設定方法については、<xref linkend="gnome-about-me" />を参照してください。</para>
                <figure>
                        <title>フェイスブラウザを有効にしたログイン画面</title>
                        <graphic fileref="figures/face-browser.png" />
                </figure>
        </example>
        <example id="auto-login">
                <title>自動ログインを有効にする</title>
                <para>自動ログインを有効にするとコンピュータ起動時にユーザ名とパスワードの入力を省略することができます。</para>
                <para>自動ログインを有効にするには、「セキュリティ」のページを開き「自動ログインを有効にする」にチェックを入れた上、すぐ下の「ユーザ名」の欄に自動ログインするユーザ名を入力します。</para>
        </example>
</chapter>

<chapter id="system-config-printer">
        <title>プリンターの設定</title>
        <para>プリンタの設定を行うには、<guimenu>システム</guimenu>メニューから、<guimenuitem>システム管理</guimenuitem>→<guimenuitem>印刷</guimenuitem>を選択します。</para>
        <para>プリンターの設定では、<ulink url="http://www.cups.org/">CUPS</ulink>に対応しているプリンタを管理することができます。</para>
        <note>
                <title>CUPSとは?</title>
                <para>CUPSは、Apple社が開発している標準に準拠したオープンソース印刷システムです。Mac OS&#x00AE;Xやその他のUNIXライクなオペレーティングシステムに対応しています。</para>
        </note>
        <figure>
                <title>プリンター設定</title>
                <graphic fileref="figures/system-config-printer.png" />
        </figure>
        <sect1 id="scp-add-printer">
                <title>プリンターの追加</title>
                <para>USBによって直接コンピューターにプリンターを接続する場合は、プリンターの電源を入れてから接続してください。以下にプリンターの追加手順を示します。</para>
                <orderedlist>
                        <listitem><para><guimenu>サーバー</guimenu>メニューの<guimenuitem>新規</guimenuitem>→<guimenuitem>プリンター</guimenuitem>か、ツールバーの<guibutton>新規</guibutton>をクリックします。</para></listitem>
                        <listitem>
                                <para>最初に接続方法を選択し、次へ進みます。USB接続のプリンターの場合、図の様に自動で選択されます。</para>
                                <figure>
                                        <title>デバイスの選択</title>
                                        <graphic fileref="figures/scpaddpr1.png" />
                                </figure>
                                <para>ネットワークプリンターを追加する場合、そのプロトコルを選択し、ホスト名等を入力する必要があります。</para>
                        </listitem>
                        <listitem>
                                <para>プリンターの製造元を選択し、次に進みます。</para>
                                <figure>
                                        <title>ドライバ製造元の選択</title>
                                        <graphic fileref="figures/scpaddpr2.png" />
                                </figure>
                        </listitem>
                        <listitem>
                                <para>プリンタのモデルとドライバーを選択し、次に進みます。</para>
                                <figure>
                                        <title>プリンタのモデルとドライバーの選択</title>
                                        <graphic fileref="figures/scpaddpr3.png" />
                                </figure>
                        </listitem>
                        <listitem>
                                <para></para>
                                <para>プリンターを識別するための情報を入力します。後でわかりやすいように入力してください。</para>
                                <figure>
                                        <title>プリンターの説明</title>
                                        <graphic fileref="figures/scpaddpr4.png" />
                                </figure>
                        </listitem>
                        <listitem>
                                <para>適用を押すとrootのパスワードを求められるので入力してください。</para>
                                <figure>
                                        <title>認証</title>
                                        <graphic fileref="figures/scpaddpr5.png" />
                                </figure>
                        </listitem>
                        <listitem>
                                <para>最後にテストページを印刷するか尋ねられます。設定がうまくいったか確かめるためにもテストページを印刷しておくと良いでしょう。</para>
                                <figure>
                                        <title>テストページ印刷の確認</title>
                                        <graphic fileref="figures/scpaddpr6.png" />
                                </figure>
                        </listitem>
                </orderedlist>
                <important>
                        <title>CUPSサービスが起動している必要があります</title>
                        <para>ツールバーの<guibutton>新規</guibutton>ボタンが無効になっている場合、CUPSサービスが停止している可能性があります。</para>
                        <para><xref linkend="system-config-services" />を参照して、CUPSサービスを起動してください。</para>
                </important>
                <note>
                        <title>パラレルポート接続のプリンタを使用したい場合</title>
                        <para>パラレルポート接続のプリンタを使用したい場合は、parport_pc、parport、lpという3つのカーネルモジュールを読み込ませる必要があります。</para>
                        <para>カーネルモジュールの制御方法については、<ulink url="cui-guide.html">CUIユーザーズガイド</ulink>の<ulink url="kernel-modules.html">第19章 カーネルモジュールの制御</ulink>を参照してください。</para>
                </note>
                <note>
                        <title>対応プリンタの追加について</title>
                        <para>標準でインストールされるプリンタードライバー以外にも<ulink url="VinePlus.html">Vine Linux 追加アプリケーション集 VinePlus</ulink>に追加のドライバーが用意されています。<xref linkend="synaptic-4" />を参考に <application>Synaptic</application> で cups をキーワードに検索してみてください。</para>
                </note>
        </sect1>
        <sect1 id="scp-setup-cups">
                <title>CUPSサーバーの設定</title>
                <para><guimenu>サーバー</guimenu>メニューの<guimenuitem>設定</guimenuitem>を選択し、rootのパスワードを入力すると<xref linkend="fig-setup-cups" />のような画面が表示されます。</para>
                <figure id="fig-setup-cups">
                        <title>基本サーバー設定</title>
                        <graphic fileref="figures/scp-setup-cups.png" />
                </figure>
                <para>通常は、デフォルトの設定で運用することを推奨します。インターネットからの印刷やリモート管理を有効にする場合は、セキュリティ上の対策を講じてください。</para>
        </sect1>
</chapter>

<chapter id="system-config-date">
        <title>日付と時刻の設定</title>
        <para>日付と時刻を調整するには、<guimenu>システム</guimenu>メニューから、<guimenuitem>システム管理</guimenuitem>→<guimenuitem>日付と時刻</guimenuitem>を選択します。</para>
        <para>一般ユーザで実行した場合は、rootパスワードを尋ねられますので入力して下さい。</para>
        <figure>
                <title>日付と時刻の設定</title>
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        </figure>
        <para>手動での調整のほか、ネットワークタイムプロトコル(NTP)を利用してタイムサーバの時刻と同期させる設定も可能です。</para>
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