ユーザ向け
Anthy 辞書管理
システムメニューから、設定→ユーザ向け→Anthy 辞書管理を実行するか、SCIMパネルの辞書メニューから、辞書を編集を実行するとかな漢字エンジン Anthy の個人用辞書管理ツール「霞」が起動します。
霞の詳細については、「霞」の開発&配布サイトを参照してください。
SCIM入力メソッドの設定
システムメニューから、設定→ユーザ向け→SCIM入力メソッドの設定を実行するか、SCIMパネル上で右クリックして表示されるメニューから、SCIMを設定を実行するとセットアップユーティリティが起動します。左側のツリーから、設定分類を選ぶと各種の設定項目が表示されます。
例えば、『IMエンジン』-『Anthy』を選択するとIMエンジンAnthyに関する設定項目が表示されます。『一般』のページでは、入力方式を『ローマ字入力方式』から『かな入力方式』に切替えるなどの設定が行えます。
また、『キーバインド』のページでは変換中の操作方法を変更する事ができます。
お気に入りのアプリ
お気に入りのアプリケーションを設定するには、システムメニューから、設定→ユーザ向け→お気に入りのアプリを実行します。
例えば、メールクライアントやドキュメントビューアといったウェブ・ブラウザ以外のアプリケーションで URL をクリックした際に起動されるウェブ・ブラウザを設定することができます。
このツールで設定できるアプリケーションの種類は次のとおりです。
インターネット(ウェブ・ブラウザ、メール・クライアント)
マルチメディア(マルチメディア・プレイヤー)
システム(端末エミュレータ)
アクセシビリティ(視覚支援、操作支援)
このツールに正式に対応しているアプリケーションであれば、ドロップダウンリストから選択することができます。ドロップダウンリストにない場合でもその他を選択してコマンドを指定することにより、使用できる場合があります。
キーボード・ショートカット
GNOME でのキーボード・ショートカットの設定を行うには、システムメニューから、設定→ユーザ向け→キーボード・ショートカットを実行します。
なお、キーボード・ショートカットの設定では、設定できる項目がある程度限られています。
特定のアプリケーションを起動するキーボード・ショートカットを設定したい場合などは、 を参照してください。
「デスクトップ」と「サウンド」と「ウィンドウの管理」という三つのグループがあります。
「デスクトップ」、「サウンド」、「ウィンドウの管理」という文字の左にある三角をクリックすることで、メニューを畳んだり広げたりできます。
設定、変更したい項目をマウスでクリックして、右側の「ショートカット」という欄に「新しいアクセラレータ...」と表示されている状態で、設定したいキーを実際に押すと設定できます。
マウスではなく、キーボードの矢印キー上、下、PageUp、PageDown、Home、Endで項目を選び、スペースキーで選択することもできます。
なお、誤って入力した場合や、取り消したい場合は BackSpaceキー を利用してください。Esc を押すと、即座に gnome-keybinding-properties が終了します。また、入力していた内容は、取り消されずにそのまま設定されます。
誤って Esc を押してしまった場合は、再度 gnome-keybinding-properties を起動し、設定内容を確認してください。
キーボードでのウィンドウ操作
「ウィンドウの管理」というところにウィンドウ操作に関する項目がまとめられています。
「ウィンドウの管理」だけでも30個以上とたくさんの設定項目がありますが、どんな設定になっているかを確認し、必要に応じて設定、変更しておくとよいでしょう。
代表的なものをいくつか に挙げておきます。
ウィンドウ操作に関係するショートカットキーのキーバインド
操作キーバインド説明
最大化/最小化の状態を切り替える
AltF10
ウィンドウを最小化する
AltF9
全てのウィンドウを隠してデスクトップにフォーカスを移す
CtrlAltd
ウィンドウ・メニューをアクティブにする
AltSpace
ウィンドウのタイトルバーを右クリックした時に表示されるコンテキストメニューを表示します。
このメニューはマウスだけではなく、キーボードでも操作ができます。を参照してください。
ウィンドウ・サイズを変更する
AltF8
ウィンドウの中央にマウスカーソルが移動し、マウスカーソルが変わります。そのあと矢印キーの上下左右どれかを押すとサイズを変更する部分(辺)を選択できます。矢印キーで時計回り、反時計回りにカーソルを移動させることができます。
上を選択した場合は、上と下で上側の辺を変更し、左や右を押すと、左側の辺、右側の辺にカーソルが移動します。EnterまたはAltF8で確定、Escでキャンセルできます。
ウィンドウ間のフォーカスをポップアップを使って切り替える
AltTAB
パネルとデスクトップの間でフォーカスをポップアップを使って切り替える
CtrlAltTAB
注意 キーボードフォーカスが上部パネルからデスクトップへ戻らなくなる場合があります。マウスが使えない状態でこのキーボード・ショートカット利用する場合は、マウスキーを利用できる状態にしておいてください。
パスワード
パスワードを変更するには、システムメニューから、設定→ユーザ向け→パスワードを実行します。
はじめに現在のパスワードを尋ねられるので入力します。
現在のパスワードを入力
ここでパスワードを間違えると次のようなメッセージが表示されます。
入力したパスワードは間違っています。もう一度入力してください。
閉じるをクリックして、もう一度、から、やり直してください。
正しいパスワードが入力されると新しいパスワードの入力を求められます。
新しいパスワードの入力
新しいパスワードがよくないパスワードと認識されると次のようなメッセージが表示されますので別のパスワードに変更して入力してください。
よくないパスワード:単純/系統的すぎます
例えば、数字の連番「12345678」のようなパスワードを入力した場合に「よくないパスワード:単純/系統的すぎます」というメッセージが表示されます。
この他にも「よくないパスワード:古いものと似ています」というメッセージが表示される場合があります。また、古いパスワードと同じパスワードを入力すると「パスワードが変更されていません」というメッセージが表示されます。
新しいパスワードに問題がない場合、確認のため新しいパスワードの再入力を求められます。
新しいパスワードの再入力
再入力したパスワードが間違っていた場合は、次のメッセージが表示されます。
パスワードが一致しません。
新しいパスワードを入力し、OKをクリックするとに戻ります。
次のようなメッセージが表示されれば、パスワードの更新は完了です。
情報は更新されました。
ファイル管理
GNOMEのパネルのシステムメニューから、設定→ユーザ向け→ファイル管理をクリックするか、GNOME端末などから以下のコマンドを実行すると、ファイル管理の設定nautilus-file-management-propertiesが起動します。
$ nautilus-file-management-properties
GNOME で利用されるファイルマネージャー nautilus の設定を行うことができます。
ファイル管理の設定の画面では、上部に 表示 動作 アイテム 一覧の項目 プレビュー の五つのタブがあります。
表示
「表示」タブでは、デフォルト表示 と と と デフォルトのツリー表示 の設定項目があります。
ここでは、アイコンの大きさなどを設定することができます。
デフォルトのアイコン表示
デフォルトのズームレベル(Z) でアイコンの大きさ(表示倍率)を設定できます。
デスクトップのアイコンで大きさを確認できると思います。
デフォルトの一覧表示
デフォルトのズームレベル(D) で、一覧表示にした時の、アイコン、文字などの大きさ(表示倍率)を設定できます。
アイコン表示と一覧表示の切り替えと、ズームレベルの切り替えは nautilus のロケーションバーのところ、もしくは、メニューの表示(V)で変更できます。
動作
「動作」タブでは、動作 と 実行可能なテキスト・ファイル と ゴミ箱 の設定項目があります。
動作
シングル・クリックでアイテムを起動する(S)、とダブル・クリックでアイテムを起動する(D) のどちらかを選ぶことができます。
ユーザの個人情報
ユーザの個人情報を利用するとフルネーム・オフィスの部屋番号・内線番号・自宅の電話番号といったアカウント情報を変更できます。なお、コントロール文字・コンマ・コロン・等号を使用する事はできません。
また、端末エミュレータや仮想コンソールを使用する際のログインシェルを変更することもできます。
アカウント情報の保存先について
ここで編集した情報は、/etc/passwdに保存されます。これらの情報は、fingerクライアントを使って端末を利用中のユーザ情報を表示される際などに使用されます。
漢字変換システムの選択
漢字変換システムを変更したい場合は、システムメニューから、設定→ユーザ向け→漢字変換システムの選択を実行します。
一覧から利用したい入力方式を選択し、OKボタンをクリックしてください。なお、変更を完全に反映させるには、ログインしなおす必要があります。
事前に関連プログラムをインストールしてください
「漢字変換システムの選択」では、インストールされていない漢字変換システムも表示されています。他の変換システムを利用したい場合は、事前に関連プログラムをインストールしておく必要があります。
プログラムの追加方法は、を参照してください。
また、Emacs で使う漢字変換システムも漢字変換システムの選択から設定されますが、環境変数 EMACS_IME や Emacs での変数 emacs-ime を使うことで上書きが可能です。詳細は「Emacs 利用ガイド」をご覧ください。
個人情報
個人情報コントロールパネルを使用するとメールアドレスや住所などの個人情報を複数のアプリケーションで共有できるようになります。(対応アプリケーションのみ)
左上のボタンをクリックするとログイン画面でフェイスブラウザが利用できる場合の画像を選択することができます。このボタンのすぐ右側に表示されているのは、ユーザのフルネームです。もし、フルネームを変更したい場合は、を参照してください。
フェイスブラウザを利用できるようにするには
フェイスブラウザを利用できるようにするには、root権限でログイン画面の設定を行う必要があります。詳細は、を参照してください。
支援技術
支援技術の設定では、「アクセシビリティ」の項目を持つ各種設定へのショートカットが用意されています。それぞれの設定の概要は、以下を参照してください。
お気に入りのアプリ()
キーボードのアクセシビリティ()
マウスのアクセシビリティ()
アクセシビリティ対応のログイン()
Microsoft Windowsとの用語の違い
「支援技術」は、Microsoft Windows Vista以降では、「コンピュータの簡単操作」、それ以前のバージョンでは「ユーザ補助」に相当します。
自動起動するアプリ
GNOME起動時(ログイン時)に自動的に起動するプログラムの設定、またはGNOME終了時(ログアウト時)に実行中のアプリケーションを記憶するための設定を行うには、システムメニューから、設定ユーザ向け自動起動するアプリを選択します。
ログイン時に自動的に起動するプログラムの設定は、自動起動するプログラムタブの画面にて行います。
例えば、ログイン後に不要なプログラムを起動させたくない場合は、自動起動するプログラムタブより、対象となるプログラムの左側にあるチェックを外してください。
インストール時から存在する項目は削除しないでください
自動起動するプログラムタブにて一覧に表示されているプログラムのうち、インストール時から存在する項目は削除ボタンにて削除しないでください。
一度削除すると、復旧するのが困難になります。
また、ログアウト時に起動していたアプリケーションを記憶させるようにするには、オプションタブで「ログアウト時に実行中のアプリを自動的に記憶しておく」にチェックを入れてください。ログアウト時に起動していたアプリケーションが記憶され、次回ログイン時に記憶していたアプリケーションが起動します。
対応していないアプリケーションもあります
アプリケーションによっては、ログアウト時に起動されていても次回ログイン時に起動しない場合があります。
ルック&フィール
ウィンドウ
GNOMEパネルのシステムメニューから、設定→ルック&フィール→ウィンドウをクリックするか、GNOME端末などから以下のコマンドを実行すると、ウィンドウの設定(gnome-window-properties)が起動します。
$ gnome-window-properties
ウィンドウを選択する方法や、タイトルバーをダブルクリックしたときの動作などを設定することができます。
ウィンドウの設定
ポップアップ通知
ポップアップ通知のテーマ、表示位置を変更したい場合は、システムメニューから、設定→ルック&フィール→ポップアップ通知を実行します。
外観の設定
ToDo: gnome-appearance-properties について記述すること
テーマ
背景
フォント
GNOME で利用されるアプリケーションGNOME で用いられている GTK+ という規格に対応したアプリケーションで、この設定を利用できます。のフォントの設定を行うことができます。
この設定に対応するかどうかはアプリケーションに依って異なります。また、独自にフォントの設定を行えるアプリケーションも多いです。
フォントのプロパティの画面では、アプリケーション(A) ドキュメント(D) デスクトップ(K) ウィンドウのタイトル(W) 固定幅のフォント(F) の五つの項目があり、それぞれ右側にフォント名とフォントサイズが表示されています。
それぞれの意味は のようになっています。
項目名と適用される場所
項目名
適用される場所
アプリケーション(A)
それぞれのアプリケーションで利用されるフォントです。GNOMEパネルや、アプリケーション内のメニューや、右クリックした時に表示されるコンテキストメニュー等もこのフォントになります。
ドキュメント(D)
アプリケーションのドキュメントの部分に利用されるフォントです。
デスクトップ(K)
デスクトップのアイコンとともに表示される名前に利用されるフォントです。
ウィンドウのタイトル(W)
ウィンドウのタイトルバーで用いられるフォントです。
固定幅のフォント(F)
GNOME端末などのターミナルエミュレータで用いられるフォントです。テキストエディタ等でも、固定幅のフォントを利用するように設定されているものがあります。
フォント名とフォントサイズが表示されている部分をクリックすると、のようなダイアログが開き、ファミリ(F)、スタイル(S)、サイズ(Z)を選択することができます。
ファミリはフォントの名称です。
スタイルの Regularは 標準、Italicは 斜体、Boldは 太字、Bold Italicは 太字で斜体 です。
サイズは一番上の欄に数字を入力することで直接指定することもできます。
プレビュー(P)のところには自由に文字を入力することができます。
フォントの種類について
フォントには、欧文フォント(かなや漢字などの文字を含まないフォント)と日本語フォント(かなや漢字なども含んだフォント)があります。欧文フォントを選択した場合に、かなや漢字などの文字を表示できなくなります。
また、固定幅フォント(等幅フォント)とプロポーショナルフォントがあります。
プロポーショナルフォントは、文字ごとに横幅が異なるフォントで、余白を詰めて表示することができ、一行あたりの文字数などは(幅の広い w という文字や、幅の狭い i という文字など)利用する文字によって変わってきます。
なお、プロポーショナルフォントは、VL PGothic などのように、フォント名に P という文字が入るものが多いです。
アプリケーション(A) のところなどは、プロポーショナルフォントを選択しておくと、等幅フォントよりも文字の幅を狭くできるため便利だと思います。
インターネットとネットワーク
ネットワークのプロキシ
インターネットへの接続にプロキシサーバを経由する必要がある場合は、システムメニューから、設定→ネットワークのプロキシを選択してネットワーク・プロキシの設定を開きます。
プロキシサーバのアドレスとポートが分かっている場合には、プロキシの設定タブで「マニュアルでプロキシの設定を行う」というラジオボタンを選択し、プロトコルに応じたプロキシサーバのアドレスとポートを入力します。全て同一のアドレスとポートである場合は、「全てのプロトコルで同じプロキシを使う」をチェックすることによりHTTPプロキシの欄のみ入力可能となり、他のプロトコルの入力を省略することができます。プロキシの使用に認証が必要である場合は、HTTPプロキシのポート入力欄のすぐ右にある詳細ボタンをクリックし、「認証を行う」をチェックした上、ユーザ名とパスワードを入力します。
なお、ネットワーク管理者によって自動プロキシ設定ファイルが用意されている場合は、「自動的にプロキシの設定を行う」というラジオボタンを選択して自動プロキシ設定ファイルのURLを入力します。詳細は、ネットワーク管理者に確認してください。
ネットワーク接続
ToDo: nm-connection-editor について記述すること
リモート・デスクトップ
現在利用しているデスクトップに他のコンピュータからリモートデスクトップ接続するためには、システムメニューから、設定→インターネットとネットワーク→リモート・デスクトップをクリックします。
このリモートデスクトップ接続は、Vino VNC サーバにより実現されています。クライアント側のツールには VNC サーバに接続できる Vinagre や VNC viewer が利用できます。
ハードウェア
キーボード
キーボードに関する設定を行うには、システムメニューから、設定→ハードウェア→キーボードをクリックします。
全般
Now printing
レイアウト(キーボードのキー配置の設定)
ToDo: レイアウト について記述すること
Controlキー(Ctrlキー)とCapsLockキーを入れ替える
「レイアウトのオプション」タブの「Control key position」のところで、「Swap Control and CapsLock」を選択すると、Controlキー(Ctrlキー)とCapsLockキーを入れ替えることが出来ます。
次のような選択肢がありますので、使いやすい配置になるものを選んでください。
変更しない。
Controlキー と CapsLockキー を入れ替える。
CapsLockキー を Controlキー にする。
Aの左隣のキー を Controlキー にする。
一番手前の左端のキー を Controlキー にする。
右Controlキー を 右Altキー にする。
アクセシビリティ
スティッキー・キー
スティッキー・キーを有効にする(S) にチェックをつけると、Shiftキーを押しながら他のキーを押すといったような二つのキー、さらには三つのキーを同時に押すという操作を、それぞれのキーを順に押すことで入力可能にできます。
同時に押すという動作をサポートする機能です。
Ctrl、Alt、Shiftなどのキーが対象となります。
たとえば、GNOME での「デスクトップを表示する」というショートカットキーは CtrlAltd となっていますが、スティッキー・キーを有効にすると、Ctrl、Alt、d と順に押していくことでできるようになります。
何かキー入力を行うと解除されますが、2回連続して押すと、ロックできます。
たとえば、Shift、a、b、c と入力すると Abc となりますが、Shift、Shift、a、b、c の様に、Shiftキーを2回押すとロックされ、ABC のようになります。一般的に、大文字を入力するという目的であれば、CapsLockキーが利用できます。
もう一度同じキー(この場合はShiftキー)を押すとロックを解除できます。
誤って Shiftキーを押してしまったときなどは、Shift、Shift とさらに 2回押すと、2回目でロック、3回目で解除 となり、取り消すことができます。
スロー・キー
スロー・キーを有効にする(W) にチェックをつけると、一定の秒数キーを押し続けるまで、キーを認識しないようになります。
誤って他のキーに触れてしまっても、無視するという機能です。
バウンス・キー
バウンス・キーを有効にする(U) にチェックをつけると、キーを押した後、一定の秒数が経過するまで、同じキーを押してもキーを認識しないようになります。
誤って同じキーを何度も押してしまっても、連続して入力せずに無視するという機能です。
マウス・キー
マウス・キーは、キーボードで、マウスのカーソルの移動、クリック、ドラッグといった動作を行える機能です。
マウス・キーを有効にする(M) にチェックをつけると、テンキーなどをマウスの代わりに利用できます。
リピート間隔(A) は、キーを何秒押し続けたらリピート(同じキーを繰り返し押すのと同じ動作)とするか、の時間を設定します。
速度(P) は、リピート時に、一秒間で何文字入力するかを指定します。
マウス・キーでは、入力した文字数が、カーソルをどれだけ移動させるか、ということになるので、マウスカーソルの移動速度を指定することとなります。
マウス・キーの使い方
のように、1〜4, 6〜9 がマウスカーソルの移動、/ * - がボタンの切り替え、5 0 + がボタン操作になります。
マウス・キーのキーバインド
キー効果
1 2 3 4 6 7 8 9
マウスカーソルを移動する
/
左ボタンにする
*
右ボタンにする
-
中ボタンにする
Ctrl5
アイコンを選択する、選択を解除する(「アプリケーションで開く」などのクリックした時の動作はしません。複数のアイコンを選択することができます。)
5
クリック(Ctrl5で複数選択していた場合はまとめて処理します。)
+
ダブルクリック
0
マウスのボタンを押したままの状態にする(5で解除)
Esc
ドラッグでの移動などのキャンセル
Enter
選択したものを開く(左クリックで開くのと同じ動作をします。Ctrl5で複数選択していた場合は全て開きます。)
ファイルをキーボード操作でゴミ箱へ
上の図のような場合では、7でカーソルをアイコンのところに移動する、/で左ボタンにする、0でアイコンを選択(ドラッグ開始)、1 でゴミ箱に重ねる、5でドラッグの状態を解除する(ボタンから指を離すのと同じ)、といった手順で、ゴミ箱に入れることができます。
また、7、-(右ボタンに切り替え)、5(右クリック)、v(右クリックのメニューのゴミ箱へ移動する(V))といった操作もできます。
7、Ctrl5(アイコンをクリックして選択)、Delete としてもゴミ箱に入れることができます。
マウス・キーだけではなく、キーボードの他のキーも合わせて使った方が効率よく作業できると思います。
一休み
Now printing
サウンド
音声の入出力音量や警告音の設定を行うには、システム設定ハードウェアサウンドを選択してください。
出力の音量をスライドすることにより、主音量を調整することが可能です。ミュートにチェックを入れると設定された出力音量にかかわらず音声が出力されなくなります。
サウンドの設定は、4つのタブに分かれています。
各タブの概要
タブ名
概要
サウンドの効果
警告音の音量・テーマのほか、ウィンドウを開いたり、ボタンをクリックした際に効果音を出力するかどうかの設定を行えます。
入力
マイク等からの入力音量を調整できます。
出力
出力するサウンドカードの変更や左右スピーカへの出力バランスの調整を行います。
アプリケーション
現に音声を録音・再生しているアプリケーション毎に出力音量を調整できます。
ディスプレイ
ToDo: gnome-display-properties について記述すること
デフォルトのプリンター
デフォルトのプリンターを設定するには、システムメニューから設定→ハードウェア→デフォルトプリンターを実行します。
デフォルトでは、システムで設定されたデフォルトのプリンターを使用します。
システムで設定されたデフォルトのプリンター以外のプリンターをデフォルトにしたい場合は、
デフォルトにしたいプリンタを選択して、デフォルトに設定を押してください。
マウス
ToDo: gnome-mouse-properties について更新すること
マウスに関する設定を行うには、システムメニューから設定→ハードウェア→マウスを実行します。
設定変更等は、直ちに反映されます。
マウスの設定の画面では、上部に ボタン ポインタ 動き の三つのタブがあります。
全般
マウスの向き
マウスの向き では、左利きをクリックしてチェックをつけると、右ボタンと左ボタンを切り替えることができます。
「左利き(L)」というところでは (L) とあるので、Altlとキー操作すると、チェックボックスにチェックが付きます。
大文字で L となっていますが、大文字と小文字は区別されないことが多いです。
マウス操作の説明について
GNOMEのヘルプなどでは、右利きの方に合わせて表記されています。クリックとドラッグは右ボタン、右クリックは左ボタンでのクリックになります。置き換えて読んでください。
ポインタの位置
ポインタの位置 では、チェックをつけると Ctrlキーを押した時にポインタの周辺に四角いアニメーションが表示されて、ポインタの位置を確認しやすくすることができます。
動き
加速 はマウスカーソルの動く速さを設定できます。
感度 はマウスカーソルがどれくらい動くかを設定できます。「低」を選択したほうが少しの動きでたくさん動くようになります。
ドラッグ&ドロップ のしきい値
ドラッグ&ドロップ のしきい値は、ドラッグ&ドロップをするのに必要なマウスの最低移動量を設定します。
ダブルクリックの間隔
ダブルクリックの間隔 では、ダブルクリックとして認識するクリックの間隔を 100ミリ秒 から 1000ミリ秒(1秒) までで、100ミリ秒単位で設定できます。
右側の電球が、一度クリックすると、白っぽく光り、ダブルクリックに成功すると、しっかりと点灯します。
無理なくダブルクリックできるように間隔を設定してください。
「間隔(T)」というところでは (T) とあるので、Altt とキー操作すると、矢印キー などでスライダーを左右に操作できるようになります。
ファイルなどをシングル・クリックで開くようにするには?
を参照してください。
リムーバブル・デバイスとメディア
リムーバブル・デバイスとメディアを使用すると、デジタル・カメラ等の外部デバイスが接続された時に自動的に実行するプログラムを設定することができます。システムメニューから設定ハードウェアリムーバブル・デバイスとメディアをクリックして起動します。
外部デバイスが接続された時に自動的にプログラムを実行するには、該当する外部デバイスのチェックボックスにチェックを入れると共に、対応するコマンド入力欄に実行するコマンドを指定してください。コマンド入力欄にて接続された外部デバイスを引数として指定するには '%h' と記載します。
リムーバブル・デバイスとメディアの各タブの概要
タブ名
概要
カメラ
デジタル・カメラ、デジタル・ビデオ・カメラ、ウェブ・カメラが接続された時に自動的に実行するプログラムをそれぞれ設定することができます。
PDA
Palm(TM) 、PocketPC が接続された時に自動的に実行するプログラムをそれぞれ設定することができます。
プリンタとスキャナ
プリンタ、スキャナが接続された時に自動的に実行するプログラムをそれぞれ設定することができます。
入力デバイス
USB マウス、USB キーボード、タブレットが接続された時に自動的に実行するプログラムをそれぞれ設定することができます。
システム
権限の管理
ToDo: polkit-gnome-authorization について記述すること
電源管理
ToDo: gnome-power-preferences について記述すること