標準デスクトップ環境GNOMEの利用
ログインに成功するとを利用することができます。
上部にあるアプリケーションメニューから、各種アプリケーションを利用することができます。標準で利用できるアプリケーションについては、を参照してください。
また、システムメニューのヘルプから、「デスクトップのユーザ・ガイド」など様々なヘルプを参照することができます。
GUI環境での日本語入力
GUI環境で日本語を入力するには入力メソッド入力メソッド = Input Method で、X上で動くものは X Input Method、略して XIM と呼ばれることが多いです。SCIM(及びかな漢字変換エンジンAnthy)を用います。アプリケーションの文字入力可能な場所でShiftスペースキーを押すことによってが表示され日本語入力が可能になります。一部のXアプリケーションは日本語入力に対応していません。
エディタEmacs上での日本語入力
エディタEmacs上ではCtrl¥またはCtrl\で切替えになります。
他のXアプリケーションと同様に、Shiftスペースキーを押すことによってSCIMとAnthyによる日本語入力もできます。
デフォルトではローマ字かな入力方式になっており、例えば『kanji』と入力すれば『かんじ』と表示されます。目的の文章を入力し、スペースキーを押す事により変換することができます。文節の移動や確定など基本的なキー操作については、を参照してください。
SCIMのキーバインド
変換
スペースキー
キャンセル
Esc
確定
Enter
前の文節
←
次の文節
→
文節を広げる
Shift→
文節を縮める
Shift←
前の候補
↑
次の候補
↓
キーバインドの変更など設定を変更する方法は、を参照してください。
また、SCIM以外の漢字入力システムに変更する方法は、を参照してください。
マウスのかわりにキーボードで操作する
マウスで、チェックをつける、クリックする、ドラッグする、といった動作については、キーボードで操作できることも多いです。マウスの調子が悪いときなどには、キーボードも利用してください。
メニューなどで ( ) があってその中に アンダーラインの付いた文字 が書かれている場合、Altキーを押しながらその文字のキーを押すことで、利用できることが多いです。
ただし、日本語入力が On になっていると利用できません。Shiftスペースキー(Wnn8 では Ctrlスペースキー)などで日本語入力を Off に切り替えてください。
たとえば、firefox でこのマニュアルを読んでいる場合、Altキーv、z、i とキー操作するとどうなるか試してみてください。(Altキーv、z、r で元にもどるはずです。)
こうした操作はキーボードショートカットなどとも呼ばれます。
一般的なキー操作はに挙げたものがあります。
キーボードフォーカスkeyboard focus、現在、文字入力や操作を行うように選択されている位置。フォーカス(焦点)が合っていると点線で囲まれたり、色が変わったり、カーソルが点滅したりします。がどこにあるかによって、動作が変わる場合もあります。
GNOME でのキーボードショートカットの設定方法については、 を参照してください。
キーボードでの操作
キー効果
Tab
キーボードフォーカスを移動します。ShiftTab とすると、戻ります。
Alt文字キー
( ) があって、その中にアンダーラインの付いた文字が書かれている場合、そこにキーボードフォーカスを移動します。ボタンの場合クリックしたのと同じ動作をします。チェックボックスがある場合には、チェックをつけます。
スペースキー , Enter
チェックをつけたり、外したりします。また、ボタンの場合、クリックするのと同じ動作をします。
矢印 , PageUp , PageDown
キーボードフォーカスが タブ にある場合、となりのタブに表示を切り替えることができます。スライダー にある場合、スライダーを上下左右に動かすことができます。プルダウンメニュー にある場合、選択肢を選ぶことができます。
CtrlPageDown , CtrlPageUp
表示する タブ を切り替えます。また、キーボードフォーカスがスライダーやプルダウンメニューにある場合は、最初、最後の候補に移動します。
これらは、これから説明するアプリケーションでも利用できると思います。
ワークスペースと仮想コンソール
ワークスペース
GNOMEでは、ワークスペースという仮想画面が利用でき、ワークスペース毎に違うウィンドウを表示できます。デフォルトでは、メインのワークスペースを含めて6つのワークスペースが使えるようになっており、パネル上のワークスペース切り替え器によって表示するワークスペースを変更する事ができます。
ワークスペース切り替え器を右クリックし、設定(P)を選ぶと、ワークスペースの数などを設定できます。
仮想コンソール
GNOMEを利用しているときにもコンソール画面を使いたい場合があります。このとき一旦ログアウトするのは面倒です。そのようなときのために、仮想コンソールが用意されています。GNOMEが動かなくなったときなどに仮想コンソールで操作したりできます。
仮想コンソールに移るには、CtrlAltF1〜CtrlAltF6で、各仮想コンソールに移ることができます。また、CtrlAltF7でGNOMEの画面に戻ることができます。
なお、仮想コンソールはGNOME以外のデスクトップ環境、ウィンドウマネージャでも利用できます。また、ランレベル3で起動している場合も利用可能です。