Vine Linux 追加アプリケーション集 VinePlus について デスクトップ環境、webブラウザ、メールクライアント、音楽プレーヤ、サーバ系プログラムなど、用途に応じて数多くのパッケージが存在します。しかしながら、はじめて Vine Linux に触れるユーザが、なにもかもインストールされているデスクトップ環境でどれを使えばいいのか混乱することを避けるため、メインパッケージには同一用途のためのパッケージを複数採用することはしていません。 ただし、ユーザの選択肢を広げるため、メインパッケージに採用されなかったパッケージを追加パッケージ集(VinePlus)として提供しています。 これらのパッケージは、Synaptic パッケージマネージャ(GUI)やAPT - Advanced Package Tool(CUI)によってインストールすることができます。 注意事項 VinePlus のパッケージは、全て自己責任でお使い下さい。 VinePlus から導入されたアプリケーションは、Vine Linuxのアップグレード後に正常に機能しなくなる場合もあることを御了承下さい。 配布条件やコピーライトに関しては、個々のパッケージを参照し、十分注意して扱ってください。 お使いのVine Linuxのバージョン向けのRPMパッケージではない場合、パッケージの再構築が必要です。ソースパッケージからバイナリパッケージを再構築(rebuild)するを参照して下さい。 VinePlus のカテゴリ Vine Linux 5 以降の VinePlus には「plus」カテゴリと「extras」カテゴリがあります。 plus カテゴリ main カテゴリには含まれてはいないが、Vine Linux を構成する主要なパッケージや広く一般的に使われているパッケージを含むカテゴリです。このカテゴリにあるパッケージは定期的にメンテナンスされていることが期待できます。 extras カテゴリ 特定のメンテナが存在しなくなったパッケージ、継続してメンテナンスされていないパッケージを含むカテゴリです。そのため、Vine Linux の標準状態では、Synaptic パッケージマネージャなどからインストールをすることはできません。 このカテゴリにあるパッケージについては、随時メンテナを募集しています。 VinePlusのアプリケーション募集 VinePlus のパッケージングに協力して下さる方を募集しています。Vine Linux上で動くアプリケーションを rpm パッケージ化してやろうという方は、是非御協力をお願いします。rpmパッケージの作り方に関しては、「Making RPM」を御覧ください。また、パッケージングのルールについては「パッケージングルール」を御覧ください。 VinePlusに収録されたパッケージについて、Project Vineは以下の権利を有します。 VinePlusへの収録の際には、Project Vineで手を加える場合もあります。 Vine Linux 本体に組み込む権利を Project Vineが有します。 雑誌付録等への収録許可は、Project Vineの判断により行われます。 VinePlusお勧めアプリケーション VinePlus の plus カテゴリとして配布されるパッケージのうち、お勧めアプリケーションをいくつか御紹介します。パッケージ名を丸括弧内に記載しています。 OpenOffice.org (openoffice.org): ワードプロセッサ、表計算、プレゼンテーションなどのツールを含む高機能なオフィススイートです。 Chromium (chromium): ウェブブラウザ Google Chrome のオープンソース版です。 Evolution (evolution): GNOME 用のメールクライアントや個人情報管理ツールが統合されたグループウエアスイートです。 Fluxbox (fluxbox): 軽量なウィンドウマネージャです。Vine Linux 用のパッケージには日本語のドキュメントや独自に作成したテーマなども含まれています。 KDE 4 (task-kde4): KDE は、GNOMEに並ぶ統合デスクトップ環境です。ファイルマネージャや各種アプリケーションなど、非常に使いやすくなっています。 XFce (task-xfce): XFce は、GTK+ ベースの軽量な統合デスクトップ環境です。 gnumeric (gnumeric): GNOMEの表計算アプリケーション gnuplot (gnuplot): 数学系の関数やデータのプロット・プログラム sane (sane): スキャナやデジタルカメラなどの画像取り込み装置のインタフェース